表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/94

とんでもない場所に連れて行かれました。

シルヴィーの心の叫び……

金曜日。


シルヴィーはジルコン公爵家の馬車に乗せられ、ジルコン公爵の広大な屋敷に向かっている。


「ダドリーには、リリーに必要な人材を確保して欲しいの」

「了解だ。だけど、シルヴィーは良いのか?」

「何が?」

「思いっきり巻き込まれるぜ」


2人だけの時はダドリーの口調が荒っぽい。

でも、それだけ素を見せるようになった、と思えてしまうほどシルヴィーは、ダドリーに警戒心を持たなくなっている。


「リリーには幸せになって貰いたいもの。それで、何処まで調べられた?」

「粗方は把握した」


ダドリーが数枚の紙を差し出した。


リリーの父親、リーリウムはジルコン公爵の嫡男で、20年ほど前、ジルコニアが計画した、リーリウム暗殺を企てた嘘の任務に向かう途中、ジルコニアから父、ジルコン公爵がリーリウムを勘当した、と聞かされ失意の中、事故にあった。

その時、後の妻になる平民の村人であるカノコがリーリウムを助け、2人は結婚し、リリーと弟、ユーリをもうけた。


と、ダドリーの報告書にはある。


「こんな前からジルコニアは……」

「調べて解った事だが、カノコ様はかなり裕福な商家の令嬢で、準男爵になってもおかしくない家柄だ」

「カノコ様の為に準男爵になる予定は?」

「無いね。それよりもっと良い所があるからな」


ダドリーの謎かけのような言葉にシルヴィーは首を傾げた。


ジルコン公爵邸は、果てが見えないほど広大な庭園が拡がり、壮麗な屋敷にシルヴィーは心の中で(此処はヴェル○イユ宮殿ですか?)と叫びそうになっていた。

公爵家なんて、そんなもんですよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ