表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/46

第六章 想いを胸に ―クロウ編―

とある廃墟で、クロウはその黒い翼を広げた。その直後、手首に巻き付けられていた呪文の書かれた鎖が消失する。彼は笑った。

「やっと身体の呪縛が解けたか」

今までは、意識の覚醒こそしていたものの身体は自由ではなかった。だから、思念波で魔物を呼び寄せることくらいしか出来なかったのだ。それも、低級の。

だが今は違う。今ならもっと強い魔物を呼び出せるし、私自ら動くことが出来る。

――聖戦士や神の生まれ変わりが、何ほどのものだと言うんだ?

「フッ。誰もこの私に手出しは出来ない。この身体を創った神でさえも。…いいザマだ」

「えーと。ひょっとして、あんたがクロウ?」

「!?」

音もなく、目の前に男が現れた。

「ばかな…っ。気配なんか何も…!貴様っ、何者だ!」

「さぁねぇ。俺もよくわかんないんだよなぁ。判るのは、俺とあんたが敵同士って事だけ」

男はにんまり笑って、クロウの顔に大剣を突きつけた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ