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第十三回 鬼族の族長

「………。」


「いやなんか言えよっ」


「ネット小説大賞のタグつけといて1ヶ月ぶりの更新てどうなんですかね」


「アーアーキコエナイ」


「はい、今回は鬼族の族長さんにお越しいただきましたー」


「はいどうもー」


「かっる」


「悪いね爺さん。年寄りに夜更かしはキツいだろ」


※本ラジオは深夜放送です。


「ええてええて、起きてる方がめんどくさいて布団の中こそが我が人生よ」


「それな!」


「ダメ人間にダメ人間当てた感じですね。今夜は忙しい気がします」


「取り敢えず毎度おなじみお仕事の紹介してもらいますかね」


「しごとぉ? ワシはなんもせんと毎日天狗んとこのジジイと飲んだくれて」


「年金暮らしの飲んだくれ!」


「羨ましい限りだなオイ」


「まあ最近はちっとばかり仕事したでな」


「おお?」


「うちは地獄に閻魔大王から使いっ走りの平社員まで輩出する規模なんだがの。その鬼達から相談があってな」


「ほうほう」


「お主ら三途の川の話は知っとるか?」


「死んだら渡るってヤツだろ? 魔界は仏教圏じゃねーから行く先違うけど」


「そうそう。その三途の川を渡って最初にあるのが賽の河原でな」


「親より先に死んだ子供たちが石を積んでは鬼に崩されるっていうハラスメントですね」


「ハラスメント言うなや。まあでも賽の河原の鬼達にそんなようなこと言われてのう。子ども達の積んだ石を崩すのはもう嫌だからストライキが起きたとかなんとかで相談があったのよ」


「ええ…」


「まあーせっかく積んだ石を崩された子どもは泣くらしいですからね。毎日毎日そんなんしてたらやる方も気が滅入りますね」


「で鬼がストライキとか草」


「なにわろてんねん」


「それなら崩しやすいのにしたらどう?ってことでジェ○ガ崩したらええやんってことで」


「既に積まれてる件について」


「まさか一緒に遊んでるんじゃ?」


「そのまさかよ。一緒に遊んでんだから崩れても良くね?っていうのう」


「だいたいジ○ンガ石じゃねえじゃん」


「そこはほれ、レンガで作ったジェ○ガで」


「そんな適当したら怒られますよ」


「そう思うじゃろ? これがなかなか評判でいまやジェ○ガ大会よ」


「かっる」


「それでいいのか賽の河原」


「で今度は天国からクレーム来たでよ」


「草」


「遊び足りない子どもが行きたくないとか駄々をこねてるとか?」


「正解!」


「正解!じゃないんだよなあ」


「死んだ子どもが多くて子どもに鬼が足りなくなったんでデカいレンガ積んでジ○ンガ大会とかしとったら子ども達が鬼に懐いてしもてな。鬼も鬼達で楽しいのになんで連れて行くんだ!みたぁなこと言い出したとかなんとか」


「駄目じゃん草」


「鬼達ピュアですね」


「産業医からも今鬼達の精神面が最良ってことで天国に言い返して、天国の連中はそりゃもう激おこプンプン丸よ。誰だこれ考えたヤツは!みたあな」


「でどうなったの?」


「俺が呼ばれた」


「呼ばれた?!」


「正確にはばれた」


「聞いてないんですが?!」


「そりゃだってだいぶ前の話だもん」


「というと…、まだアタシがここに来る前の話ですか?」


「そうそう」


「そして賽の河原ブラックリスト入りしたんじゃ」


「何してんねん」


「今まで親より先に死んだ子ども達が積むはずだった石を俺が積めよって言われたんだけどさ、蹴り返したわ」


「はァ?!」


「草」


「いや草じゃなくてさあ!」


「『俺が次期魔王だって知ってんだよな? なんならここに子ども大量に送ってやろうか? 種族もクソもない子どもを大量に』って言ったら帰された」



「そりゃ帰されるわ! 脅迫じゃん!」


「草じゃの」


「ジジイ黙ってろ!!」


「あハイ」


「もうちょっとマトモなハナシないの?!」


「ええ…」


「引くないでよ!? これ生放送ラジオですからね?!」


「「無い」」


「もうヤダこの職場」


「最近鬼のイメージ悪いからね」


「某デーモンスレイヤー漫画ですね」


「ぶっちゃけこっちじゃ飲んだくれと武闘派しかいないからのんのこっちゃって話なんだがの」


「実際どうなんですか? 鬼の人達ってやっぱりあんな感じ?」


「ジャンケンと野球拳が同意義」


「うわあ…」


「うわあ言われたわい」


「ていうか武闘派って」


「あー、追われたらバッチ来いやみたいな」


「某デーモンスレイヤー漫画のラスボスとは真逆ですね」


「追い詰められては逃げ追い詰められては逃げの某犬の夜叉な漫画のラスボスとは違うのよ」


「怒られるからヤメテ」


「人間界と違って血気盛んな若い衆しかおらんからのう」


「そしてトラブルも多い」


「でしょうね、血気盛んなって言うくらいじゃ」


「一番ヤベーのは俺に謀反起こして人間界に攻め込もうみたいな」


「ヤベーって言っていいのかな! それ!」


「天狗の連中も若いのは目が血走ってる連中ばかりでの。しゃーないから龍族にも声掛けて部隊編成したのよ」


「なにそれ知らない」


「一応裏ではまだ生きてる部隊だよ。俺の直轄だから秘密だけど」


「今喋ってるんですが?!」


「魔界は魔力、人間界は科学力。それぞれ得意を活かした分野で伸びて外交なり輸出入なりしてきたところを壊そうってんじゃからそらヤバい」


「何がヤバいってヤバいってモンじゃなくてヤバいのよマジでヤバい」


「出川☆哲郎みたいな言い方ァ!」


「犯罪組織やテロ組織を未然に潰す攻勢部隊としてこっちの機密費から運営されてる裏の部隊なのよ。向こうの王子にも話通ってるから国際問題にはならんのさ」


「……予算編成にはアタシも参加してるんですけど」


「そらだって普段はただの会社員だもの。裏じゃ公務員なんて誰も知らんでな」


「血筋的にどこぞのボンボンみたいな奴らは部隊が消すとヤバいから俺が消してんだけどね」


「おっかないわ!」


「まあそんな奴らには罰ゲーム待ってるから」


「罰ゲーム?」


「賽の河原で石積みしてもろてるのう」


「親より先に死んでるからこれで手打ちにしない?って天界に持ちかけたのよ」


「…おいおいオイオイ!」


「消された奴らには倍積ませていいからさって」


「オイィィィィ!!!」


「天界の連中も取り敢えずノルマこなせるからまあええかって」


「天界にノルマ?!」


「良い小遣い稼ぎだよな」


「じゃのう」


「小遣い稼ぎって言うなや! 何?!知らない予算から金貰ってんのかよ! つか税金!」


「まあまあ。その税金も遊びに使ってめぐりめぐるワケだし」


「ワシはキャバクラのねーちゃん達に使う。キャバクラのねーちゃん達は服やバッグやらに使う。んでそこからまた税金もらってワシの小遣いになる。OK?」


「何にもOKじゃないわ!」


「天狗んとこのジジイも龍のとこのジジイも財布をカミさんに握られてるからのう。お小遣い稼ぎせんと葉巻も買えんて」


「吸うなや!」


「びっくりしたわ、族長が財布を握られてて小遣い制で月一万とか」


「妻子持ちの宿命じゃの」


「そういうこと言うと少子高齢化進むからヤメテ」


「まあ天狗んとこも龍んとこも鬼んとこも3人揃ってギャンブルで借金作るから」


「自業自得じゃねえかあ! 仲良く3人揃ってんじゃねぇよ!!!」


「カジノにいるバニーのねーちゃん可愛くてのう」


「カジノっつったらやっぱバニーだよな」


「カジノの予算減らすかな」


「機密費から出るもんね」


「させんわ! 機密費撤廃!!!」


「ハイ魔王特権」


「ぐぬぬぬぬ!!!」


「賽の河原積みクリア、テロリストクリア、天界ノルマクリア、こんだけ揃ってんじゃからお嬢ちゃんの一存じゃ難しいのう」


「警察とマフィアが手を組むみたいなことして…!!!」


「そんなメキシコじゃあるまいし」


「なんなら人間界の王子もこっちのキャバクラで接待して抱き込んでるからな」


「てめえええええ!!!」


「昼間はMMO、夜はキャバクラだもん。おまけにテロも防いで国際問題もクリアよ? 一石二鳥どころのハナシじゃないぜ」


「草じゃの」


「草じゃねえんだよぉぉぉぉぉぉおぉ!!!!! 仕事しろ!!!!」


「しかもお触りアリ大人のマッサージもアリお持ち帰りもアリだからな。抜かりは無いぜっ!(キリッ」


「殺意が芽生える」


「なんなら嬢ちゃんもどう? ホスト囲ってええのよ?」


「じゃあベタ塗りとトーン貼りと背景担当が…って生放送で汚職の誘いすんなや!!!!」


「てへぺろ」

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