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第一回ゲスト 魔王さま


「思いつきで始まりました異世界系魔王さまラジオ。第一回目のゲストは魔王さまです」


「おはこんばんちには。第0721919代目魔王です」


「サラッと嘘つくのやめてもらえませんか? MC担当の側近でーす」


「おはこんばんちにはのどこが嘘ついてるの?」


「そっちじゃねえよ」


「側近ちゃん初っ端からキャラブレっブレ」


「取り敢えず下ネタは控えてください削除対象になりますから」


「はーい」


「今回は第一回目ということで本来はMC担当の魔王さまがゲストです」


「え、俺もMCなの?」


「台本読んでないんですか? 打ち合わせしたじゃないですか」


「………………………、したっけ?」


「バカはほっておきましょう。このラジオはゲストの自己紹介とゲストの持ち込みネタ、投稿はがき、異世界系あるあるなどなど様々なネタを紹介していきます。ほらそこのバカな魔王さま、自己紹介して」


「いや自己紹介はもうしたじゃん」


「いや、もうちょっこう、あるでしょ」


「あーん、そうだな、人間年齢だと17歳くらい? 魔族としては450歳くらい? 趣味はゲームとアニメ? たまに映画観に行くかな。職業は無職?」


「いや魔王でしょ(笑)」


「うちは側近と摂政がいてだいたい二人が仕事してくれるから俺の仕事って無いに等しいんだよね。基本引きこもってたい俺にはありがたいかぎりだけど」


「ぶっちゃけにおいますもんね」


「この服三週間目だからな」


「着替えろよ!」


「身長は182、体重は80くらい? 最近計ってないからよう分からん」


「好きな女の子とかいないんですか?」


「いねーなァ」


「まあ魔王さまなら選り取り見取りですもんね」


「いや三次元の人はちょっと…」


「いやここ二次元ですからね? さてそろそろ次行きましょう。異世界系あるあるネタ。魔王さま的には何がありますか?」


「人間の王がコロコロ変わるとか?」


「あー。寿命的な意味で?」


「それもあるけどアイツらそのへんのアイドルグループより人気ないじゃん? なのに人気投票で王決めるからコロコロ変わるんだよね」


「民主主義って言ってください」


「勇者が王やればいいのにね」


「勇者さんは女神さまに選ばれた特別な人ですから例外なのでは?」


「まどっちこっち俺らよりは寿命ないよね」


「思ったんですけど、魔王さま特に仕事してないんですから人間の王が何回変わってもかまいませんよね?」


「まあね」


「仕事してマジで」


「いやでもさ、これも魔王あるあるなんだけど。素質才能神託揃ってて部下も優秀で昔みたいな戦争もないで仕事っていう仕事ないじゃん? これ現代魔王あるあるかな」


「いやいや月に一回は必ずある仕事!」


「あー、異世界転生者のお世話?」


「これタイトルですからね? 異世界系ってそういう意味ですからね?」


「そうなの?」


「だーから打ち合わせ」


「言うて俺も異世界転生者でもとは人間だからね。二度目の人生クッソ暇だけど」


「魔王さまって転生する前は何をなさってたんですか?」


「普通に人間やってたよ? ゲームして映画観てライブ行ってアニメ観てたまに散歩したり」


「働いてないですよねそれ。魔王さまのいた世界って働かなくてよかったんですか?」


「いや? 金無いから借金してたよ?」


「ろくでなしじゃねーか!」


「たまにおまわりさんのお世話になったり」


「なにやらかしたんですか?」


「主に万引き」


「万引き」


「あと一番稼いだのはバックレかな」


「バックレ…?」


「呑み屋でナンパして潰してラブホ行って財布から抜いてバックレんの」


「こいつクズだわ」


「今お金に困ってないし女の子にも困らないから何もしないけどね」


「まず働けよ」


「やだよ」


「そういえば今も働いてないですわ」


「月に一回しか仕事がないくらいには平和だからねこの世界」


「勇者さんとはどうなんですか?」


「アイツは胸小さいのが欠点だよね。スレンダー美人だからそれでいいんだけど」


「聞いてねえよ。ていうかそれ言ったらぶっ殺されますよ」


「なんで?」


「魔法使いさんとか僧侶さんとか大きいのに自分だけ小さいの気にしてましたよ」


「いやあれは周りが異常なだけで勇者が小さいワケじゃないじゃん」


「まあそうなんですけど。あんだけ物理的に違ったら見てる方も気になりません?」


「おっぱいの大きさでどうこう言ってるうちはド三流だな」


「は? 魔王さまがちょっとよく分からないことを言い出したのでおはがき紹介しましょう」


「はーい」


「ペンネーム『城下の住人』さんから。『なんで魔王さまはスリを働いているんですか?』 え? ちょっと? 魔王さま?」


「お小遣い少ないからね」


「いやそうじゃないでしょ」


「何が?」


「いや何がじゃなくて。魔王さまスリ働いているんですか?」


「お小遣いじゃ課金すんのに足らないからさ」


「いや課金じゃなくて。スリって窃盗ですよ? 犯罪ですよ?」


「いやでも」


「でもじゃねーよ」


「宝物庫からパクったの代わりに入れてあげてるし…」


「……このあとお話があります。取り敢えず魔王さまはしばらく外出禁止です」


「え゛ーーーー!!!! 今度鍛冶屋の親父と呑みに行く約束が」


「あ゛?」


「なんでもないっす…」


「次行きますよ次! ペンネーム『バブルシャワー』さんから。『最近お店に来てくれなくて寂しいの。待ってるわよ(はぁと』 あのさあ」


「最近ゲームでイベント多いから忙しくてね。ついつい城のメイドで満足しちゃうんだよ」


「風俗通ってる上に城付きのメイドに手を出してるんですか? ここが魔界じゃなかったらとっくにこのラジオ中断されて次の番組までお待ちくださいになってますよ」


「正直魔神さまは魔王にしちゃいけない奴を魔王にしたよね」


「お前が言うな!」


「魔界も実力主義廃止して人気投票にすればいいのに」


「実力ある人に暗殺される未来しか見えません」


「側近ちゃんはなんかないの? 異世界系あるある」


「うーんそうですねー。わたしは異世界系あるあるで驚いたことってあんまりありませんね」


「え意外ー」


「魔法使えたり乗り物が違ったりとかはありますけど、決定的に元いた世界とこの世界とで違うことってあんまりありませんでしたね。あっても多少の不便くらい?」


「えーそうなんだ。俺は俺のいた時代と随分違うからめっちゃ不便で味気ない感じだったけど」


「田舎暮らしだったっていうのもありますね。周りは持ってて当たり前だけどわたしは持ってなくて当たり前だから特に困らないみたいな。そういうものが多くて。魔王さまが色々発明したおかげでむしろ前の人生より凄い便利というか快適というか」


「俺はネットとゲームが無いと生きていけないから。二次元がないと呼吸も出来ない」


「どんだけだよ。魔王さま、今さらなんですけど自分のこと『俺』って言っちゃダメですよ?」


「なして?」


「このラジオも公の場ですからわきまえませんと」


「確かに声優さんのラジオとか聞いてても『俺』とは言わないね」


「でしょ?」


「いやでもほら、俺この国で一番強くて特別な存在だからさ。俺がルールでいいんだよ」


「いやそれはちょっと…、あれ、ガラスの向こうで監督がなんか言ってる」


「魔王さまは『俺』でオッケーです! だって。ほら、俺がルールていいんじゃん」


「今だめだって言われてたら?」


「監督クビ」


「ホント権力を持たせてはいけない人に持たせてしまいましたね」


「最後にもう一枚くらいはがき行ってみようか」


「そうですねー、何がいいかな。ペンネーム『鴨ネギ南蛮』さんから。『魔王様は』」


「また俺?」


「『魔王さまはどうして痴漢ばかりするんですか?』」


「電車で痴漢っていうシチュエーションに燃えてるんだよね」


「もうやだこの上司」


続きません。



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