登場人物(というか重要人物)
(ティー(未来))
二十五番隊に入隊直後、【調停管理】によって操られ大量殺戮を行ってしまった雪風の姿。
雪風の中に存在する幼い人格が全面に押し出され、手の付けられない災厄と化した。長い時間を戦いに費やす内、成長して自分勝手に振る舞うことはなくなったが、同時に心を擦り減らしてしまい自分自身を憎むようになる。
圧倒的な身体能力と戦闘センスを誇る。本来の身体で全力を出せば、小国程度は簡単に潰す。
(ティー(現在))
雪風の中に存在する、幼い人格。
自分にとって到底許せない出来事が起きる、または起きそうになると目を覚まし、雪風は暴走状態となる。(例としては、命の危機、シンとの契約解除など。)
幼い人格とはいえ、ただの無邪気な子供というわけではない。他人との関わりがほぼなかったため、感情表現が苦手になってしまっており、基本無表情、また特徴的な話し方をする。
身体は、マスターがティー(未来)のために用意した褐色バージョンの雪風(幼女フォルム)。
(篠上咲耶)
シンの幼馴染。
他者と関わることが苦手な性格でシンの後ろをついて回っていたが、徐々に自立していく。それによりシンが引き篭もりになってしまったことも、当然理解している。
必要ないと思うことはしない、必要だと思うことはする。しかし、必要だと思いながらもシンに好意を伝えることができなかった。もしあの時告白してれば……と思うことがあるとかないとか。
他者の使う権能を無効化する能力を持ち、その力を他人に行使することもできる。アルディアの結界もシンの再生能力も、咲耶の前では意味がない。
(ベルフェ)
【調停管理】に取り憑かれ、自分自身に幻影の能力を行使した結果、一種の催眠状態にかかり人格が変わっていた。
咲耶が図書館に軟禁される際、マスターがクロウに渡した真実を知る薬によって催眠が解除されて、本来の人格を取り戻した。
実力はかなり高く、またサキュバスの王女であるため、男相手ならよっぽどのことがない限りは負けない。
(【調停管理】)
正神教徒のトップ。正神教徒たち全てを統べる者。
肉体を失っても生きることができる、自分を見た記憶を持つ者に対する即死攻撃や身体操作など、割と破茶滅茶な力を持つ。
地の底まで貫く程の威力を持つシンの魔法を喰らったが、生きていると思われる。
(マスター)
王都裏路地にてバーを営む、ただのバーテンダー。
精霊王の力を使って精霊を生み出したり、単身【調停管理】を瀕死に追い込んだりする程度があったり、図書館への行き方を知っていたりするくらいの、ただの一般人。
(雪風の母)
本当の世界図書館の管理をする、美しい女性。
【調停管理】の権能対策としてシンの記憶を削除するだけでなく、シンと師匠を出会わせるなどと見えないところで頑張っている。
母とは言うが、当然雪風は精霊なので血の繋がりはないし、彼女が雪風を産んだわけでもない。
次章の投稿はいつになるか分かりませんが、今週中には一話目を投稿できるかと思います。




