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魔術
マギカ。
ラテン語で「魔法の」を意味する。『魔法』と呼ばれる現象の大半を占めるため、こう呼ばれる。また、この術を専門的に鍛える者を“魔術師”と呼ぶ。
基本的に魔力の運用方法と術式の構築方法を理解すれば誰でも扱える術がほとんどだが、個々人の才能によって向き不向きの術は必ずしも存在する。術の種類は千差万別で、火を点ける、物を動かすといった日常生活に用いるようなものから、光線の放射、落雷、突風、呪いといった他者に危害を加えるものなど魔力を用いて起きた現象ならば基本的に魔術として扱われる。逆説的に言えば、魔導でない『魔法』はすべて魔術である。
総魔導連合によりほぼすべての術が解明、カテゴライズされており、ランクも設けられている。Aランク以上のものは“大魔術”と呼称される。
術式構築の過程の一つである詠唱を習熟度によって省略することが可能。古く、長く生きている魔術師ほどあらゆる術を無詠唱で発動してみせる。