表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/22

人界

 テッラ。

 時代を経る度に魔法を扱う者を異端者として排斥し、マナの衰退等の理由により神秘とは袂を分かった人類の世界。数多の英雄、偉人達によって文明の発達と進歩を繰り返し、魔法に頼らずとも繁栄を極めた人間達の叡智が広がる。

 こちらの世界でも魔術師は現存している。しかし現代では既にマナは枯渇状態にあり、魔力の補充が難しいため細々と活動することを余儀なくされている。現存する魔術師の多くは『魔界』への移住を拒み、自身の故郷、文化、宗教などに執着している者ばかり。

 マナを求めて『魔界』への侵攻を企てる者は過去に何度も現れたが、マナの潤沢な『魔界』側の魔術師との戦力差は圧倒的であるため、約半世紀前のトゥーレ協会による侵攻を最後に途絶えている。その後も各地に魔術結社は存在するようだが、『魔界』から流れてくるものを巡って小競り合いを起こすことしか出来ていないような状態にある。時折“孔”が開くことで『魔界』からマナを吸収しているが、場所や時間が不規則なため魔術師達にはあまり恩恵がないようだ。

 ──曰く、極東には近付くなという魔術師達の不文律が存在する。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ