世界の果て
「世界の終わりまで先にまいります。」
時間を遡る。
号外!号外!大雨の中フードをかぶる男が新聞を配る。
(不思議なバス?)内容はそう書いてあった。
一日1人まで。何処に行くか分からないバス
一説によるとハワイに行った!という人や
富士山のてっぺんに行ったと言う人もいる。
料金は無料と少し怪しいが行ってみる価値はある。
バスは夜の12時ピッタリに時計台の前。
今の時刻は10時。行ってみるか。
時計台の前に行くと100人を超える人達が
バスを待っていた。
この中から1人か?きつくないか?
12時の金の音が鳴った。俺の前にいたはずの人が消えていた。
ワープでもしたんだろ。ってワープだと⁉
疑問に思いながらも家に帰ろうとする?此処何処?
今日は1人しかバスに乗れないのでは?
俺は今バスの中に座っていた。何処に行くのだろう?
「世界の終わりまで先にまいります」はぁ?世界の果てだとふざけるな。世界の終わりを見て何が楽しいってんだ?
「まもなく世界の果て 世界の果て」
窓から見える景色がガラッと変わった。隕石の落ちた後や地面が干からびている。
「此処が世界の果て?」
バスを降りてみると重力が少ししかなくジャンプすると高く跳べる。
(貴方を世界の果てに招待したのは貴方に未来を変えてほしいのです。世界が終わらないルートを貴方に作ってほしいのです)何故俺だ?
(今何故俺だ?と考えましたよね?貴方には挫けない心があります。)
それだけで俺が救う理由にならない。
(この世界の果ては1年後の光景です。)
(もちろんこのまま地球が崩壊すれば貴方、いや人類その物が絶滅します。)
(それでもやらない?と)
「分かった。やってやるよ。だが条件がある。死んでも生き返る能力を俺につけてくれ。)
(もちろんだよ。)
こうして俺は俺たちの地球を守ると言う事を心に誓った。
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