第10章 居候と開拓 -2-
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初め、イヌを連れて行くというと嫌がられたが、人間一人分の料金を払うというとあっさり了解された。どうやら前に強引に人間の料金だけ払って、踏み倒したやつがいるらしい。料金表には、ペット料金はないからという理由らしい。
無事、ミカワ市に着き、俺とジェラードとアサミ姉妹とイヌの分で5人分、50万Gと袖の下ということで1万Gを手渡した。
「こりゃあ、どうも。是非とも御贔屓に。」
頻繁に利用するものではないが、いざというときに使えないようでは困るそういうときのための先行投資だ。
「シムラ伯爵、おかえりなさい。」
サトウが出迎えてくれた。伯爵はやめてくれとお願いする。
「それは、できません。それをおろそかにすると、貴族への畏敬の念が薄れます。ここは我慢して受け入れてください。」
イヌを出入り自由にしてほしいのだがとお願いすると、受付のほうから、書類を出してくる。
「ここに印鑑を押してください。そうです、そこです。これで終わりです。あとは、この鑑札を首に掛けてください。」
俺はイヌの首に鑑札を掛ける。
「簡単なんだな。」
「いえ、貴方は許可を出す立場の人間ですので、書類1つですが、普通なら10日経ってもダメでしょうね。」
「伯爵、お痩せになりました?」
今は鎧で隠されているため、性別が変わった事には、気付かれていないようだ。
「ああ、すこしな。いろいろあったからな。」
「ええ、お聞きしています。表彰式では大変でしたね。そういえば、御伺いしますが、これから先、冒険者ギルドは利用されますか?」
「それは、依頼を受けるかという意味か?」
「いえ、そうではなくて、というより、基本的に受けることができなくなっていますので・・・。」
「そうか、発注側になったから、受けられなくなったわけだ。」
「そうなんですよ。実はそれで困っていまして、例のワイバーンの依頼も出せないんですよね。」
「そこは、この街に居れば勝手に参加させてもらう。誰が嫌がろうともね。さらに、異世界転生者も連れてきたから、こき使ってやってくれ。ほら、挨拶しろよ。」
「アサミ・マイと申します。Bランクです。」
「アサミ・マウと申します。私もBランクです。」
「サトウです。よろしくお願いします。」
・・・・・・
イヌを門までつれていくと例の門番が居た。
「やあ、久しぶりだ。お嬢の旦那・・・じゃなくて、シムラ伯爵だっけ!出世したなぁ。おい!」
「何にも代っていないんだがな!今日は、こいつを出入り自由にしたから、報告しておこうと思ってな。」
「ああ、大丈夫さ。滅多にないが、その鑑札を首に掛けていれば、自由に通れるよ。」
俺は、彼に袖の下として、100Gを掴ませて、他の門番にも伝えてもらうようにお願いした。
・・・・・
自宅に戻ると・・・、エリーの荷物が無くなっていた。
「そうか、もう会えないんだな。こちらも、顔を合わせないように気をつけなきゃな。な、ジェラード・・・・。」
「そんな、無理をするな。泣けばいいだろ。幾らでも、貸してやるよ。この胸でよかったらな。」
「うん、ありがとう。」
「というわけだ、部屋はあいているが、嫌だよな、男と同居なんて・・・。」
「今、貴方は女性だし、ジェラード様は貴方に夢中だし。一対、誰が危険なんですか?
今私達は文無しなんで、できれば置いてほしいです。」
「わかった。家を買ってやるから、そこに住め、但し家賃は払ってもらうぞ。あるとき払いでかまわんがな。まあ、住めるようになるまでは、エリーの居た部屋に泊まればいい。それでいいか?」
「ええ、それでお願いします。」
「じゃ、さっそく不動産屋に行くか?」
・・・・・・
「こんにちわ!」
「ああ、これは、シムラ伯爵、いらっしゃいませ!」
ノーラも伯爵と呼ぶ、慣れなきゃいけないんだろけど・・・。
「この子達の住む家を見繕ってほしいのだが。できれば、今の家の近くでお願いしたい。」
「でしたら、ちょうどお隣が空いていますよ。」
「ほう、広さは?」
「シムラ様のところよりも少し狭いくらいです。」
「値段は?」
「50万Gです。まあ、シムラ様ですから、もう少しお値引きできますが・・・。」
「今、見にいけるか?」
「ええ、行きましょう。」
・・・・・・
「わあ、素敵。この家具素敵だわ。ねえお姉さま。」
「そうね。キッチンも使いやすそうだし、3部屋あるから、1部屋は創作専用部屋にできるわね。」
「じゃあ、ここできまりでいいか?」
「「ええいいわ。」」
「ノーラ、一応家賃をとるつもりなんだが、この家を賃貸にするなら、いくらが相場かな?」
「そうね。月1万Gくらいかな。」
「一応、月1万Gという設定でいるけど、稼げるようになってからで構わないよ。」
「「はーい。」」
「ノーラ、明日には、業者を入れられるか?」
「うん、大丈夫よ。連絡しておくわね。支払いはシムラ宛でいい?」
「ああ、かまわんよ。それから、もうすこししたら、治療院も再開するから、セーラに自宅に来るように言ってくれないかな。」
「はい、わかったわ。それにしても、痩せたわね。ちゃんと食べてる?」
「首都でいろいろあったんでな。」
・・・・・・・・・
「治療院って何?」
「ああ、マッサージとキズ跡やニキビ跡、それに脱毛に皺取り、美顔などの治療をするところを開設したんだ。」
「へえ、そんなことできるの?」
「ああ、マッサージと脱毛以外は治癒魔法でな。」
俺は、アサミ姉妹に、その方法を教えた。
「そうか、ケガしていないところに治癒魔法を使うなんて、気がつかなかったわ。でも、そんなにMPの無い私には使えないわね。もっとレベルが上がったら、アルバイトに雇ってもらうわ。」
・・・・俺は、ジェラードの耳元でお願いをする。ジェラードもいやいやながら、いうことを聞いてくれるようだ。
「マイ?なんかジェラードが話があるって。」
「そうなんだろか。」
「私も行く。」
「マイに用事だったようだぞ。」
「私も行くの。」
「マ・ウ・いいかげんにしなさい!いつまでも!たまには一人にさせてちょうだい!!」
なんか、マイが切れたようだ。聞いた話では、転生するときも、お姉ちゃんと一緒でなきゃ嫌だと駄々を捏ねたらしい。いくら可愛い妹でもそこまで付きまとわれりゃ、切れる、いやー絶対きれるな。俺なら。
「はーい。」
ジェラードとマイがジェラードの部屋に入っていく。小さな声で〈きゃ!〉と声が聞こえた。そして2人が出てくる。一瞬、ジロリと睨まれたような気がするが気のせいだろう。マイに対して『鑑定』を使うと魔術師が最大までレベルアップし、MPもさらに増えているようだ。
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名前:浅見舞
種族:人間族
HP:200/200 MP:3200/18432 知力:200/200 体力:200/200 腕力:200/200
EXP:3800
ジョブ:『魔術師Lv6』
武器:針葉樹製の杖(魔法の威力1%UP)
防具:ベア革の鎧、伝説の盾(ステータス100%UP、ダメージ99%DOWN、状態異常無効)
アクセサリー:革のブーツ
称号:勇者
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「そうね、簡単な手伝いならできそうね。やり方を教えてくださる?」
HP:10417760/10417760 MP:10417760/10417760
知力:120/120 体力:100/120 腕力:535/535
GOLD:6200851
EXP:316498
ジョブ:『戦士Lv1』『魔術師Lv1』
スキル:『魅了Lv3』『洗脳Lv1』『翻訳』『鑑定』『精神鑑定』『箱』
『必中』(使用済19日)『無暗唱』
スキルポイント:0
武器:両手剣(材質オリハルコン50%)、鞘
防具:オリハルコン柄の革鎧、盾(軽量合金)
アクセサリー:オリハルコン柄の革靴、指輪、
魔法:『ファイア』『ウォータ』『ウインド』『ライトニング』
『洗濯』『脱水』『給湯』『洗浄』
称号:勇者、犬に愛されしもの、伯爵
2つ名:お嬢のいいひと、ワイバーン討伐の英雄
アイテム:
ミスリルのハンコx1、オリハルコンのギルドカードx1、チルトン会員権x1、運動靴x1、
家の鍵x1、店舗の鍵x2、片手剣x1、革鎧x1、革靴x1
使徒のネックレスx1
ナイフx1、フォークx1、穴開きスプーンx1、皿x6、スープ皿x3
サンドイッチx3、カフェラテx5
ビン入ジュースケースx2、ビン入ジュースx18
ミートソーススパx7、たらこパスタx9、あんかけパスタx7
バッファローのステーキx8
ミカワ市観光地図x1
下着x3、ズボンx2、洋服x2、フェイスタオルx3、
ユニシロのシャツx1、リーブイスのジーンズx1、
インナー(火耐性(特)、水耐性(小)、風耐性(小)、雷耐性(微))x1
使い古したインナー(火耐性(特)、水耐性(小)、風耐性(小)、雷耐性(微))x1
インナー(火耐性(中)、水耐性(中)、風耐性(中)、雷耐性(微))x2
使い古したインナー(火耐性(中)、水耐性(中)、風耐性(中)、雷耐性(微))x1
オリハルコン柄のブレスレット(火耐性(中)、水耐性(中)、風耐性(中)、雷耐性(微))x9
クリーニング袋x1
日常魔法の本x1、魔法書Lv1のてびきx1
給湯の泉x3、水道の泉x3、露天掘りx3、ふぁいあぼうるx3
ハンガーx6、使いかけのノートx2、ノートx2、筆記用具x1
空の水筒x5
HP回復(コモン)x100、HP回復(アンコモン)x2、HP回復(レア)x2
MP回復(コモン)x2、MP回復(アンコモン)x2、MP回復(レア)x952
毒消し(コモン)x4、毒消し(アンコモン)x2、毒消し(レア)x2
HP回復(ハイレア)x1、MP回復(ハイレア)x2
肉包丁x1、研ぎ道具x1
薬草採取用手袋x2
薬草Yx1
濡れたフェイスタオルx1
野うさぎx999、兎肉x904
原稿x19、ジェラード攻本x19




