episode1-9
よくカバンの中にこんな大きいクッションが・・・・・。
とっさにカバンの中を探ると、ありえない大きさのクッションが入っていた。
というか、今日は2回目だな。落ちるの。
「お嬢、怪我はないか?」
「重いー!」
お嬢は俺に潰されていた。
「普通逆でしょ!?なんで守らないのよっ!」
「頑丈だろ?」
「そういう問題じゃなくて!」
それにしても・・・まだ下があったのか。脱獄者用の仕掛けか?
さっきの女性はどこに行ったんだ?暗くていまいちわからないな。
「あっ!危ないっ!」
「うおっ!?」
慌てて頭を下げる。
その瞬間頭の上を炎の弾が通り過ぎる。
「ッ!?殺気ッ!?」
後方からとてつもない殺気を感じる。これは限りなくやばい。
「に、逃げるぞ!」
「またー!?」
クッションが弾け飛ぶ。
地面が崩れる。
天井から岩がふってくる。
それはもう、前を向いて走ることしかできない。
「あっ!」
と、お嬢が小石につまずく。
「お嬢!なにやってんだ!」
「もう鬼ごっこは終わりですね」
狙いは・・・お嬢か!間に合わない!
「待て!俺たちはなんの目的も!」
「じゃあなんであの牢に入ってきたのですか?」
「それは、理由があって・・・・!」
「理由・・・ですか?」
お、反応ありか・・・?
「そ、そうなのよ!えっと、実は・・・」
「はい」
何!?紅茶を入れ始めただと・・・!?さっきまでの緊迫感は何処へいったんだ。
「こ、ここにおじいさんの娘さんが捕まってるらしくって・・・・」
「話は大体分かりました」
早いな。
「俺たちは間違えて入ってしまっただけなんだ。信じてくれるか・・・?」
「・・・そうですね。じゃあ本当にその娘さんがいるか照明したら、見逃してあげましょう」
ということは、一応助かったのか?
「ありがとう!信じてくれるのね!」
お嬢が女性の腕をブンブンと振る。なんか、一気に空気が壊れたな。
「といったものの、これからどうするかな」
「上全部壊しちゃう?」
は?まてまて、確実に全部壊れるだろ。
「そうですね。それの方が手っ取り早いでしょう」
え、なんで2人ともそんな笑ってるの。確実にやばいだろ。
「では・・・」
「あ」
チュドーンと、全てが崩れる音がする。死人がでそうな勢いだ。
と、思っている自分も危ない。
身を防ごうにも手遅れだったみたいだ。
「あぁぁぁぁ・・・・・」
叫びも虚しく響いた。
「いててて、もうちょっとで潰されるところだった」
岩の間に丁度隙間ができて助かったみたいだ。
「お嬢ー?大丈夫かー?」
あっちにはあの女性がいたんだ。無事だろう。
「あ、ヒューテンスみっけ」
「みっけ。じゃないだろ?もうちょっとで大惨事・・・」
ガラガラと転がる瓦礫。怪我をして動けない人々多数。
「大惨事じゃないか!」
思った通りだ畜生!これ絶対死人がでたぞ!
「大丈夫です、そんな気はしません」
気か!ダメだろ!
バゴッと、瓦礫が粉々に砕け散る。良かった、だれも潰れた形跡はない。(はず)
「くそぅてめえ等!どうしてくれるんだ!」
するとそこに一番偉そうな人が怒鳴る。
「俺たちの商売はもう終わりだ!奴隷どもは逃げちまって、仲間たちはほとんど負傷!どれもてめえ等のせいだ!」
いや、そんなこと言われてもなぁ。商売も何も違法だろ。元から。
「まぁ、これで全員救えて良かったってことで」
「そうだな・・・あれ?そういえば娘さんは・・・」
「こらあ!無視するナガァ!?」
爆発&吹っ飛び
まずい、一番ミスったらいけない部分が・・・。




