episode1-4
「らっしゃい!」
お嬢の後を追い、ついたのは【武器など屋 b】
ひと気の多そうな通りに、普通の店のように銃や剣を外に出しているということより店のネーミングセンスがないことの方が印象に残る。
「武器を買いに______」←お嬢
「旦那様の予想ではここにくるかと・・・・・」←メイド達
「・・・・・」←お嬢を掴み逃走する俺
・・・・・・・いきなりいやがった・・・
「あれ?さっきのってメイドたちじゃ・・・・」
何もわからないのか、ぽけっと突っ立っているお嬢。なんだ、異常に殴り倒したい気持ちだ。
「あのなぁお嬢・・・俺らがしんだって証拠がないならすぐバレるだろ?」
「へ?何が?」
「屋敷から逃げ出したことだ!!!!」
なんだこの馬鹿・・・・話すのもだるくなってくる。
「・・・・あ、そうだね。」
「絶対わかってないだろ」
しょうがない・・・ここで説明しといてやるか
「あのなぁ・・俺たちは屋敷を燃やして脱走しただろ?」
フムフムと頷くお嬢・・・・野良猫を撫でながら。
「・・・・でもさっきメイドたちがいた。その前に俺たちを襲った変な奴ら。あれもあっちの手下か何かだろう。」
なるほど。と頷くお嬢・・・・野良猫に噛まれながら。
「・・・・んで、相手はお嬢のファザー。メイド達を動かして俺たちを捕まえる気だろう。」
「そうね・・・・私のパパの勘の鋭さなら家を燃やしたくらいじゃ逃げ出したとばれちゃうか・・・・」
鋭いというか、網をはっているからだと思うが・・・・
とりあえず、俺は捕まったらやばいな・・・クビどころか打ち首だな。
「お嬢を囮に・・・」
「今さらっとひどいこと言われた気が・・・」
お嬢はほっといて俺は遠くへ、網がないところまで逃げるしかないな・・・まったく、めんどいな・・・
ハァ・・・と、ため息がこぼれる。
まずはこの街の電車に乗ってできるだけ遠くへ「あ、武器どうしよう」行くとしよう。
ん?武器?まだそんなことを言ってるのかあいつは・・・・
「おい馬鹿、もう武器なんて・・・・・」
「あ!違う店発見!いっきまーすっ」
・・・・・・もうほっとこうか。
お嬢を残して駅へ向かおうと歩き出す。すると、お嬢が店から慌てて出てきた。
何故か手元にはかなりの量の武器を持って。
「な・・・それどうしたんだ?お嬢、聞いて・・・・」
「に、は、走ってっ!」
お嬢は俺の横を通り過ぎ、なにかから逃げるように転々の慌てながら走って行った。
いったいどうしたんだ?何から逃げているん・・・だ・・・・
店の方を見て言葉が詰まる。
俺の体が危険だと脳内で響く。
あれは・・・・武装したメイド達。
いかにも一撃で倒せるような武器を持ったメイド約20人はいるだろうか。
視線はお嬢から俺へとかわる。逃げているやつより立ち止まっているほうが殺りやすいのかもしれない。
大体はわかった、あとは・・・・
「お嬢ぉぉぉ!なにしてんだぁぁぁ!!」
逃げることだ。
相手は女、そんなに足は速く・・・速いっ!なんであんな重たそうなハンマーを持ちながらはしれるんだっ!?
「うわぁっもうきたっ」
前をみると、それ以上に重たそうな武器を持って走っているお嬢の姿が。
「あ!やっときたわねっ!はやくこの武器持っ・・・ってどこいくの!?」
何か言ってたな・・・・と思いながらスルー。
お嬢は武器を諦めたのか、自分の分以外道端に放り捨てた。
メイドの何人かはお嬢の捨てた突然の障害物にひかかり遅らせることはできたが、まだ追いかけてくる。
「ど、どこかに逃げ込むしか・・・・っ」
この状態で逃げ切るのは無理だろう。どこか隠れるところは・・・・・
「あっ!あそこの茂みなんていいんじゃない!?」
お嬢が指差したところには、隠れやすそうな茂みがって・・・・あれは・・・
「待てお嬢、あれは人工的な・・・・」
「そんなこと言ってられないのっ!!」
俺の服を引っ張り茂みへと隠れる。
すると、ガチャンッと音がすると地面が割れ、地下通路ができた。
梯子もない、真っ逆さまに落ちてしまうような穴が。
「ほら見ろこのばかぁぁっ!」
「あうぅーーー」
抵抗もできないまま、下へ下へと落ちて行った。




