episode 1-3
西の大都市にて――――――――
「いきなりなんだよコイツら・・・・・」
せっかくどこかの茶屋で一服しようと思ったらいきなり絡まれたな・・・。
お嬢はのびてるし・・・・・まったく使えないな。
「おいテメェ!さっさとそこの女をよこせ!」
片手に短剣を持った男が、ジリジリと近づきながら怒鳴った。
そうか・・・コイツらはお嬢が目当てか。
幸い俺が何もしなければあっちは危害を加えないようだな。
敵は5人、俺はここを切り抜けるような力は持っていない。
俺ができることはただ一つ・・・・・・・・・・
「ほいっ」
お嬢なんか知るか。
「「は?」」
まさか言うことをきくなんて思わなかったのか、奴らは後ずさりをした。
「いや、コイツが目的なんだろ?もってけよ。」
「・・・・・な、何かの罠か!?」
なんだ・・・?俺が持ってけと言ってるのに逆に不信感持ちやがった・・・・
「罠も何も・・・持って行ってくれよ、別にかまわないぞ?」
「くっ・・・・!ここは一時退散だ!」
どっかいっちまった。
なんでだ?バカなのかあいつら・・・・・まぁ助かったわけだが。
「・・・うーん・・・・あれ?ここは・・・?」
「ん?やっと気づいたか。」
俺の苦労も知らないでのんきな奴だな・・・・
でもなんでお嬢はのびていたんだ・・・・?
「あ・・・・ここって西の大都市・・・・私は何を・・・?」
様子から察するに自分でも覚えていないみたいだな・・・・
しょうがない、一応思い出してやるか・・・・
「あれ・・・?ココに来るまでに飲んでたお酒がない・・・・」
原因判明。
思い出す意味がなかったな。・・・・・なんで酒飲んでんだ。
って・・・酒?コイツ未成年だよな・・・
「・・・・お嬢でもやっていいことと悪いことがあるぞ。」
「え?」
やはりコイツには常識を学ばせないとな・・・
「よし馬鹿、ちょっと買い物に行くぞ。」
「ねぇ、今罵倒したよね?」
こんなのでも金持ちお嬢、命を狙われるのも無理ないな・・・・
このまま巻き添えを喰らって「え・・・無視・・・?」俺が死ぬのも御免だ。
「武器屋はあったか・・・?さすがに銃刀を表で売ってるところは・・・」
「え?武器持ってきてないの?私はあるのに・・・」
何?お嬢持ってきたのか?大体屋敷にそんな物騒なものはなかったはずだ。
クダモノナイフか、狩猟獣が何かだろう。法律でも危険なものは持ってちゃ――――――
「完全オートショックガンだけど?」
なんで持ってんだ。
そういえばそんなものも作ってたよな・・・おそるべしと言っておこう。
「それならいい所しってるわよ?こっち来て!」
・・・は?さっきココに着いたばかりだぞ?
「・・・・・まあいいか、無駄に動き回るより一つでもあてがあるなら・・・」
商売に関してはお嬢のほうが詳しいだろう。
一応ココは期待して、お嬢のほうへ向かうことにした。




