表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソムカの警告  作者: 電車はファンタジーだ。座席という名の魔術にかけられ、私は目的地の眠り姫となる。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/2

2

偉大なソムカが残したこの遺訓を、多くのマスターは古びた寓話として聞き流しました。ですが私は確信しています。それは詩的な比喩などではなく、血の凍るような具体的現実であったことを。


私は長年、魂を削るようにしてこの謎の研究に身を捧げてきました。その結果得られたのはヘルの領域熱での生息差異です。狂気の神ディスコルディアが座すというヘルの心臓部、中心コア。その沸騰する深淵に近づくほどに、デーモンは理性を焼き捨て、純粋な凶悪へと昇華していくという仮説です。


伝承に残る黄色い体表のデーモンを知らぬ者はいないでしょう。

彼らと出会えたならばヘルの表面領域を超えた証でもあります。先は長く簡単には知り得ぬ、もはや人智を絶した、神々のみが共有する知識となるでしょう。


注意せねばならぬのは、こういった領域の真実を知りうる事はリスクがあるという事です。

多くの種族は自らの住まう閉ざされた領域しか知らぬ籠の鳥。偉大な賢者ヒューバートがその著書で説いた通り、無知が守護となり得る場合もあると。領域の真実は偉大な賢者ヒューバートの著書を読めば理解が深まる事でしょう。


別領域へと赴く我々デーモンスレイヤーはデーモンスレイヤーであるが故に危険が少ないのです。その事を決して忘れてはなりません。もしあなたが魂の摩耗を分かち合える同士を持たぬのであれば、これ以上の探求は即ち、自らを磨り潰す死への一歩を避けるべきでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ