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第2章 ステータス・オープン

さてと目標が決まったはいいものの…どうやってこの洞窟から出ればいいんだ…?


俺が卵から出たんだから親がどこかからこの洞窟に入ってきたはずだ。

つまり外に出られる出口がどこかあるはずなのだが。

出口を見つける方法が思い浮かばない。

洞窟だから足跡なんて残らないし、そもそも俺の親がここで卵を産んだとは限らない。


卵を産んだらどこぞのお爺さんみたいにおむすびをコロリンして穴にホールインワンしちゃった昔話の卵版だという可能性だって0でもない。



もしかしたら外に繋がる出入り口がないかもしれない。

まあそんな時は壁を掘って行けばいい。(掘れるかどうかは別として)


とにかくこの洞窟から脱出する、そんでもってクラスメイトを探して現世に帰る。よし、とにかく行動だ。


ーー2時間後ーー


ハァッハァッ…!!

なんだここ…バカみてぇに広いじゃねぇか…。


高さも横幅も見た事ないくらいデカい。

ここだけで都市が何個もできるくらいはありそうだ。

こりゃあ探索だけで1日が終わるかもな…

にしても本当に広いな、これだけ広かったら名前とかついてるだろ。

人間がいたらの話だけど。


……異世界の人間、か…


ゲームと同じ感じだったらエルフとかドワーフとかいるんだろうな。

会ってみたいなぁ…まあ会ったところで殺されるだろうけど。

今の俺完全にモンスター側だし。

小説とかでよくあるモンスター転生でも主人公よく敵視されてるし。


ん?待てよ?“小説とかでよくある”…?


もしかして「ステータス・オープン」とか叫んだら画面が出てきたりすんるじゃないのか?

いやいやそんな夢見ちゃダメだろ。どうせなにも起きずに恥かくのがオチだ。

でも俺がここに来たのはあの魔法陣のせいだよな?

小説でも魔法陣とかを経由して異世界に転移するのが通例だ。ステータスの存在する可能性は充分ある。

それに周りには誰もいないし…た、試すだけなら損はない…よし、やるぞ…


ステータス・オープン!!!


………………………


まあ…そうだよな…///


そんな都合よく出るわk


すると次の瞬間黒い画面が目の前に現れた。


「くぁwせdrftgyふじこlp!!?」


あまりにも絶妙なタイミングで現れた画面に思わず自分でもなにを言ったか分からない悲鳴が出た。

まあ、まず人間じゃないから言葉出ないけど


ハァーッ…ハァーッ…き、急に出てくんなよお前…


何はともあれステータスが出てきた事は嬉しい。

ステータス非常に便利で、自分の強さが分かるから自分に合った戦い方ができる。

なにより状態が分かるのはデカい。状態異常にも対処しやすいしな。

=====================================


種族:プリムスリザード(幼体)

状態:通常

Lv :1/5

HP :40/40

MP :15/15

攻撃力:5

防御力:3

魔法力:5

素早さ:7

ランク:−E


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うん…まあ生まれたてだし…低くても仕方ないか…


心の中で少し悲しみながらステータスを調べる。

ステータスを見ていると探していたものを見つけた。

そう、スキルだ。

ファンタジーであれば切っても切れない存在、スキル。

戦闘において勝敗を決めるほど大事なものだ。

もちろんこのスキルも確認する。

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スキル)

・鑑定 Lv1

・ドラゴンブレス Lv1


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うん…まあ期待はしてなかったけど…もうちょっとはあってもいいんじゃね?いや期待はしてなかったけどさ…


また心に傷を負ったような気がするが気にしてはいけない。だが思って通り鑑定がある。

鑑定とはステータスと同じくらいに小説とかでよく出てくるスキルだ。

一度そこら辺の石を鑑定してみたが俺の知っている鑑定となんら変わりなかった。

次にドラゴンブレス。これはこの場で使わずに鑑定をしてみた。その方がMPも消費せずに済むしな。

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鑑定結果)

対象:ドラゴンブレス

ドラゴン系統のモンスターが最初に覚えるスキル。

口からの衝撃波を放ち、相手に攻撃する。

消費MP3


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ドラゴンブレスに関してはイメージ通りの内容だった。まあスキルの少なさやステータスの低さはレベル上げすればどうにかなるだろ。

ステータスにレベルも表示されてたし。

さてどんどん鑑定していくぞ。次は俺の種族についてだ。

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鑑定結果)

対象:プリムスリザード

生物学上はドラゴンの仲間である。

原始竜<メノテノ・ゼバ>の遺伝子を受け継いでいるとされており、全てのドラゴンになれる可能性を秘めている。またプリムスリザードに関する神話が多く存在することから一時期神として崇められていたのではと考えられている。


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おお...なんかよく分からんけどもしかして結構凄いモンスターだったりするんじゃないのか、コレ?原始竜の遺伝子受け継いでいるらしいし。

いやぁ我ながら中々いいモンスターになったなぁ。

これなら以外とあっさりこの洞窟なからるんじゃないのか?


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追記)

しかし非常に弱い為、進化する前に他のモンスターに食われるか人間に害獣として殺されるのが普通であるため近年絶滅が懸念されているが生態系には影響がないとされている。

またその弱さもあいまって最近ドラゴンからリザードにランクダウンされた。


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…あんまり過信するのは良くないな、うん。

よし次行こう次、決して悔しいとか自信なくしたとかそういうのじゃないけどね。


次はステータスにもあったランクだ。大体想像はつくが一応確認しておく。

=====================================


鑑定結果)

対象:ランク

この世界における人間がモンスターを討伐する際に危険度を分かりやすくする為に設定したもの。


・ランク−E

訓練を受けてない一般人が対処できるレベル。

モンスターというより害獣的な扱いをされている為

ランク−Eモンスターを魔物枠から外すことも検討されている。


・ランク+E

訓練を受けた兵士人もしくは訓練を受けてない一般人2〜3人で対処できるレベル。

出現してもそこまで大きな被害にならない事がほとんど。


・ランク−D

王国兵士やギルド所属の新人冒険者で対処できるレベル。

ギルドではこのランクのモンスター討伐依頼がよく出るため、世間一般では−Dランクからが魔物という認識となっている。


・ランク+D

王国兵士やギルド冒険者が対処できるレベル。

このランクから本格的な討伐作戦やパーティを組む事となるためギルドではランク+Dを倒して初めて新人冒険者卒業となるとされている。


・ランク−C

平均レベルの王国兵士やギルド冒険者が対処できるレベル。



・ランク+C

手練の王国兵士やギルド冒険者が対処できるレベル。

このランクになると人里付近に出現すること自体が少なく、出るのはダンジョンがほとんど。


・ランク−B

かなりの手練の王国兵士やギルド冒険者が対処できるレベル。小規模のダンジョンボスとして出現するのが普通となる。


・ランク+B

王国とギルドが協力し、討伐作戦を組んでようやく対処できるレベル。出現すれば都市1つが壊滅的な被害を受ける。


・ランク−A

ギルド最上位の強さを持ったギルド冒険者でようやく対処できるレベル。数十年に1度のレベルでしか出現せず、討伐しようとしてもそのほとんどが失敗に終わっている。


・ランク+A

複数の王国とギルドの総戦力で討伐率30%以下のレベル。破壊の限りを尽くし、その名を歴史に刻む。出現すれば甚大な被害を出し、いくつもの主要な都市や国が消滅する。


・ランクS

神話級の存在。実在したかどうかも怪しく、現在では古代の文献や神話からでしかその存在を確認できない。

出現すればいくつもの大陸が壊滅、生態系の破壊が起き、最悪人類が滅ぶと言われてる。


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なんか…とりあえずランク−AからSは存在すること自体がヤバイという事ぐらいしか頭に入ってこなかった。というかどっちにしろ俺は雑魚扱いなのは変わらないんかい!!!


ーー色々鑑定したら腹減ってきたな…そろそろ腹ごしらえでもするk...


ここで俺は超重要な問題に気がついた。

そう食糧問題である。だが食糧問題と言っても食糧確保うんぬんの話ではない。

その問題とは……


食糧のビジュアルである。


まだこの洞窟にどのような生き物がいるかは知らないがこんな薄暗い洞窟にいるモンスターで俺が狩れるレベルのやつといったら虫系統ぐらいしかいないだろう。


つまりこれからしばらくは昆虫食となるという事だ…

ヤバイ、ちゃんと食える自信ないぞ…

今作は小説ド素人の作者が初めて書いた作品の為

不定期更新&内容薄っぺらいかもしれませんがご了承下さい。

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