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第五の怪談と第六の怪談、そして・・・

【第五の怪談と第六の怪談、そして・・・】

———『プールの少年』、真夜中に学校のプールへ行くと少年の幽霊が泳いでおり、近づくと友達が欲しい少年の幽霊によって足を引っ張られて溺死させられるらしい。


5人がプールに着いた時、プールの少年はすでにやられていた。恐らくプールの少年をボコボコにしたであろう存在は、全身が緑色で頭に皿があった。

「河童じゃん!!!!!」

善が思わず声を上げた。

「っ、しまった、見つかったッパ!こうなりゃ気絶させてでも・・・・・・!」

「!」

河童は5人に向かって攻撃を仕掛けてきたが、咄嗟に前に出た戦によって塞がれた!

「もしやお前が第六の七不思議か!?仲間を潰したうえ俺たちにも手をあげようとするとはな・・・・・・!」

「それは誤解ッパ!俺はむしろ・・・・・・ハッ!」


ギャリギャリギャリギャリ!!!ポロンポロンポロンポロン!!!


近づいてくる、なにかが、ピアノを演奏しながらこちらに向かっている。

———否、そうじゃない、ピアノが自動演奏をしながら迫ってきているのだ!車のように華麗なドリフトやコーナリングを決めながら!


ギャリギャリギャリギャリ!ポロンポロンポロンポロン!


「危ねぇお前ら!・・・・・・ギャァァァァ!」

「河童ァァァァ!」

河童は5人を庇ってピアノに激突された。

「しっかりしろ河童!今手当を・・・」

「バッキャロウ!そんなことしてねーで早く逃げろッパ!」

「!?」

「ハァ、ハァ、たく、テメーらのせいでとんでもないことになっちまったッパ。———テメーらがたった今、七不思議の内6つの怪異を確認したせいで、それをトリガーにとんでもないやつが目覚めてしまうッパ!そいつに襲われる前に早くここから・・・・・・学校から逃げろッパ!」

「で、でも」

「いいから早く行けってーんだ、ッパ!!」

「!」

5人はプールから離れ、急いで校門の方へと向かった。河童が本気で自分達のことを思って「逃げろ」と告げているのだと、感じたからだ。

「っ、そうだ、それでいいんだッパ、あとはあいつらが逃げ切ればさえすれば・・・」


——ぁこ♡ざ——こ♡


(!?こ、この声は・・・まさか、もう目覚めて来てしまってるッパ!?かの最強最悪の妖怪が・・・・・・!)


ボロン!!グシャァ!!!

「ぎゃあぁぁぁぁ!!!」

悲しきかな、河童はドリフトピアノ、もとい「第六の怪談:勝手に演奏する音楽室のピアノ」によって、無惨にも轢き殺されてしまった。


5人が校門についた後も脱出することはできなかった。他の学校の七不思議と思われる怪異どもが、次々と校門から学校に入って来ていたからである。

動く二宮金次郎像、動くベートーヴェンの絵画、テケテケ、その他色々、それら全てがなぜか5人を襲うのだ。

特に二宮金次郎像は強敵である。彼は強烈な右フックを勉学をしながら放つ術をもっており、そのフックは二宮金次郎像の体が石でできているからか、一発でも大打撃を相手に与えるほどだった。

「ごへぇぁ!?」バキバキバキ!

「江露山くーん!!!!!」

江露山は腹部あたりの骨が一撃で砕かれた。

普通なら即死だが、江露山は謎に丈夫なのでちゃんと生きてた。

だが強敵は実は二宮金次郎像だけではなかった。テケテケは猛スピードによる体当たりを繰り返し、絵画ベートーヴェンに至っては目からビームを出す。ビームが当たったところは黒焦げになっていた。

さらに校門以外のところからも、他の学校の七不思議達が乗り込んでいた。恐らく今現在進行形で、全国の七不思議達が5人の通う学校に集まっているのだろう。四面楚歌、どこからどう見ても脱出できる状況ではなかった。



「———ぁこ♡ざぁこ♡」

一方、魔の13階段に大きなワープホールが開いていた。ワープホールはまるでブラックホールのように黒々としており、中から次々と、ペド体型で在りながら露出の多い服を身につけた少女達が出てきていた。

その光景を、冒頭で5人に気絶させられてから今ようやく目覚めた職員が目撃し、戦慄した。

(あ、あれは間違いない、あれは一見ただの少女達に見えるが、実際はそうじゃない、あれは古来よりこの地に伝わる最恐最悪の妖怪『雌餓鬼(メスガキ)』!学校の七不思議のうち6つも視認してしまったら現れるとされるものが、なぜここに・・・・・・はっ!)

職員は自分を気絶させた5人の男子生徒のことを思い出した。

(そうか、あいつらか!あいつらが肝試しか何かで、七不思議の内6つの怪異を目視してしまったんだ!そのせいで・・・・・・)

思考するのに夢中で職員は気づかなかった。自分の背後に迫っていた存在に。

「———ざぁこ♡」

「!?」

振り向いた時にはもう遅い

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

職員は雌餓鬼によって衣服をあっという間にあらわにされ、雌餓鬼に性的な意味で喰われた。そして、

「ざぁこざぁこ♡!」

「「「ざぁこ♡!!!」」」

職員は雌餓鬼となった。


場面変わって校門付近、他の七不思議と戦闘を繰り広げる5人に対して、例の音楽室のピアノが迫っていた。

ギャリンギャリンギャリン!ポロンポロンポロン!

恐らく河童同様に5人も轢き殺す気だろう。

だが眼鏡がピアノの上に乗ったことでそれは不可能となった。

眼鏡は大量のメガネを繋げて作った、即席の手綱をピアノに装着したからだ。

ギャギャギャギャ!ポロポロポロ!

「———さぁ、ショウタイムの始まりですよ!」

ギャギャギャギャ!ポロンポロンポロン!

ガシャンガシャングシャァ!

眼鏡は手綱メガネを器用に動かし、二ノ宮金次郎像・肖像画のベートーヴェン・てけてけ・その他色々の怪異を次々と轢き殺していった。

「よっしゃあ!このまま一気に校門までレッツラゴーだ!!」

「ヒャッハー!!!!!!楽しい轢殺タイムだぜぇ!!!!!!」

怪異を次々と撃破していくことでテンションの上がる5人であったが、校門から脱出することは叶わなかった。

大きな斧を携えた、ペド体型かつ露出の多い服を纏った少女が、斧を持っていない方の手だけで爆走するピアノを止めたからである。

「———ざぁこ♡」

少女はピアノに触れている方の手のひらから、衝撃波のようなものを出した。それにより、5人が乗っていたピアノは無惨にもバラバラになり、衝撃に巻き込まれた5人はバラバラの方向に吹っ飛んだ。

「なんだよ、あの子供は!」

「おい、アレメスガキじゃね!?ドスケベなブックにしか存在が確認されてないメスガキじゃね!?」

「!?江露山君、ステイ、ステイ!」

眼鏡の静止を聞かず、江露山は少女の方にマッハで向かっていった。

「うおおおおお!腹が凄く痛え!!でもメスガキ!うおおおおお!」

江露山は完全に理性を失った獣同然となっていた。

だが、迫り来る江露山に対し、少女もとい雌餓鬼は微塵も恐怖の念を抱いてはいなかった。

———いや、恐怖を抱くどころか、雌餓鬼は迫ってきた江露山を軽々といなし、隙をついて斧の柄の部分で江露山の股間を強打した。

「ッッッッッッ!!!!!」

股間を強打された江露山は、痛みのあまり涙と鼻水を大量に垂れ流した。

「「「「江露山/君!!!」」」」

4人は江露山を助けるべく、江露山に対して手を伸ばそうとした。

が、雌餓鬼がパンツの中から取り出した煙幕玉を使用して、4人の目をくらましてしまった。

「くそっ、煙幕か!前が見えねぇ!」

「江露山はどうなって・・・・・・」

 4人が煙幕の方へ目を向けた時だった。『いやぁぁぁぁぁぁ!!!!』

「!?」

甲高い叫び声が聞こえた。

声こそ甲高かったが、間違いなく江露山から発せられたものであった。

「江露山君!?」

「江露山!?どうしたんだ一体!」

「まさかお前の方がドスケベなブックのような目に!?」

善・成志・眼鏡は煙幕の方へ近づこうとしたが、戦が腕で3人を静止した。

「ッ待て、お前ら!近づくな!・・・異様な気配がする!」


煙幕が徐々に晴れてきて、人影が見えるようになっていた。

だが見えてきた人影の中に、江露山の姿はない。

———代わりに現れたのは、二人の雌餓鬼。

一人は先ほどまで対峙していた斧を担いだ雌餓鬼であったが、もう一人は新顔の雌餓鬼であった。

斧雌餓鬼と同じくペド体型ながら、新顔の方はさらにセクシーな格好をしていた。雌餓鬼サキュバスと言っても過言ではないだろう。

江露山が消え、代わりに新顔の雌餓鬼が1人。

4人はしばし状況を理解するのに数秒程かかった。

だがその『数秒』を雌餓鬼達は見逃さない。

「「ざぁこ♡!!!」」

「うわぁ!?」

「やべ、眼鏡が!」

雌餓鬼達は眼鏡に飛びかかり、善・成志・戦は雌餓鬼達を眼鏡から引き剥がさそうとした。

だが、

「「———ざぁこ♡」」

クリクリクリクリクリッ!

「!?オッ♡、オッホッ♡オッ♡・・・」

雌餓鬼達が高速で眼鏡の乳首を責め立てたことで、眼鏡は無惨にも仲間達の前で雌餓鬼に乳首でイカされた。

そして、

「ざぁこ♡」

眼鏡は、メガネっ娘タイプの雌餓鬼となった。



———これは、悪夢の始まり。

後の人々はこの時の出来事をこう呼ぶことになる。




『雌餓鬼ハザード』と。


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