始まり、そして登場人物紹介
放課後、夕暮れにやや染まる教室、そこに集まる5人の男子高校生達、何も起きないはずがなく、
「なぁ、深夜にこっそり学校に忍び込んでさ、肝試ししねーか?———全裸で!!!」
「「「「いいね!!!!!!!」」」」
全裸肝試し、開幕の火蓋が今、落とされた。
【全員集合】
5人の男子高校生達は全裸肝試しの約束通り、深夜の学校に集まり、早速服を全て脱ぎ捨て全裸になった。そう、彼らは全裸でいることは好きだが、ここに来る道中では全裸でいるべきではないことぐらい理解している。いくら深夜とはいえ街中を全裸で歩いたら、猥褻物陳列罪で逮捕される可能性があるからだ。例え、未成年だから入れられるのはまだ少年院だとしても、それだけは避けねばならない。
彼らは肝試しを始める前に、見回りをしていた職員を不意打ちで気絶させた。職員の目を気にすることなく全裸肝試しに集中するためである。
ここで、5人の男子高校生達の名前と特徴を軽く説明しよう。
1人目は『善ラスキー』。ハーフで、全裸肝試しの言い出しっぺである。法律さえなければ常日頃から全裸で過ごしたいと思っている。
2人目は『成志事武』。自身の肉体美と、股間についてるチ◯コの大きさについて絶対の自信を持っている。
3人目は『戦杉雄』。戦いにおいて全裸の状態こそが、最もふさわしいと考えている。
4人目は『眼鏡出手』。七三分けでメガネをクイッとあげてるが、何となくそれっぽいことをしてるだけで特に意味はない。メガネも実は伊達で、ただメガネに全裸スタイルが気に入ってるだけである。
5人目は『江露山江露男』。エロいことを考えてる。
以上である。
紹介も済んだところで、5人の全裸の戦士達は深夜の学校へ突撃していった。






