009 危なく作者の思想を主人公に代弁させるところだった。
うわわわ、俺は何を書いてんだ???
自作、【追放した側のファンタジー・英雄ケンツの復活譚】の、【114 第四十二話 ケンツvsバーク R2 02 「回想」】における、ケンツのセリフを読み直し………「あ、こりゃいかん!」と慌てて書きなす。
いやぁ、投稿前に気が付いて良かった。
やはり見直しって絶対必要だよなぁ。
何が駄目だったのかというと【作者の思想を主人公に代弁させていた】というプロの漫画家とかでもちょくちょくやって爆死してるアレ。
古くはコミック【マカロニほうれん荘】の最終話付近のトシちゃん・キンドーさん・馬之助の件とか、【美味しんぼ】の放射能絡みの件とか。
何を書こうとそれは【表現のナンチャラ】なのかもしれないけれど、作者の思想を作品のキャラに色濃く出した時、その作品は終焉に向かい始めるか、すでに死んでいる……かもしれない。
いやー、危ない危ない。
【追放した側のファンタジー・英雄ケンツの復活譚】も、おかしな方向に進むところだった(汗)
で、何がどうだったのかというと、修正後(今現在)の主人公ケンツのセリフがこれ。
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なあバーク。
これから俺達はシャロンを巡って決闘をしようとしているんだが……
俺はシャロンを奪われないようにおまえを追放したってのに、
おまえと争う事が無いように追放したってのに、
パーティーを崩壊させないように追放したってのに、
なんでこんな事になっているんだろうな。
誠、運命とは皮肉なもんだぜ。
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そして、修正前の主人公ケンツのセリフがこれ。
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なあバーク。
男女の過ちってのは誰にでも降りかかる可能性があるもんなんだぜ。
そして過ちに伴う背徳感は、人をよりおかしくさせ、時には人格まで変貌させる。
愛情が消えて完全に裏切るヤツもいりゃ、愛情が残ったまま肉欲に溺れ裏切るヤツもいる。
時には背徳感に耐えきれず、自殺するやつなんかもいる。
関係を修復できず、破局して人生が大きく狂うなんて普通だぜ。
そんな最悪な事態になる前に、割と早い段階でおまえを追放したってのに、なんでこんな事になっているんだろうな。
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「…………え?」
なんだこれ!?
いやいや、主人公ケンツはこんなこと微塵も思ってねーし!
これ、最近Youtubeでハマっている【不倫・浮気・破局の漫画動画】の影響がモロに出てるじゃん!
こんなの書いてたら、第二章以降大きく路線変更して【男女間のドロドロナマナマとしたエロエロ愛憎劇@ノクターン小説】に変わっちまうぜ!
どうも最近、自分の心が汚れているとは感じていたが、まさか自作小説にまでその影響が出かけるとは。
今までにも「いやいや、このキャラはこんなこと考えてないだろ」と書き直した事はちょくちょくあったけど、今回は特に酷かった。
作者のヤバイ思想をキャラ達に代弁させる行為……それは作品即殺級の破壊力。
皆さん、マジで気を付けましょう(震)
おまけ。
13年以上前に創ったツイッターのアカウントが発掘されました。
たしか民主党への政権交代直前で、政治家達が次々とツイッターに手を出し始めた頃だっけ。
アカウントまだ生きてるのかなーと思いつつログインすると、ちゃんと使えました。
SNSでの情報発信・収集に興味が無いので、次のログインも13年後くらいかな。