004 第一回アイリス異世界ファンタジー大賞開催!
今現在、小説家になろうを席捲するかのような異世界(恋愛)のブーム!
そしてタイムリーなコンテスト!
これは一つ、挑戦してみるべきか!?
Youtubeで培った男女間の恋愛知識(不倫と破滅の知識?)を今こそ活用する時だ!
てなわけで即興で考えてみました。
題名【托卵から始まる真実の愛・侯爵令嬢が貧乏男爵と結ばれるまで(仮)】
両親を流行り病で失った侯爵令嬢ルナマリア・アードレーは、一代限りの女侯爵の爵位を得ました。
なんとしても彼女は婿養子を迎え、子を宿して男子を生まなければお家は断絶してしまいます。
「どうしましょう、どなたか家柄に見合う殿方は……」
ルナマリアは必死で婚活ならぬ社交界に積極的に参加しました。
「ルナ、いい男は見つかったかい?」
「あら、ロディ。声はたくさんかかるんだけどね。爵位ほしさなのがギュンギュン伝わってドン引きなのよ」
声を掛けたのは幼馴染の貧乏男爵三男坊、ロディ―・ガスコットン。
「はぁ、ロディの家柄がせめて子爵なら……」
「ルナ、それはもう諦めないと。それに僕にはもう婚約者がいるんだよ」
子供のころからの大の仲良しなのだが、親からは男女の仲には絶対にならないようにと釘を刺されてきた二人。
未練はたらたらなれど、二人は自分の気持ちをずっと抑え自制して来たのです。
しかも最近ロディは子爵三男坊エルウッドの紹介で、同じ男爵令嬢のパーラ嬢とお付き合いし、なんだかよく分からないうちにパーラを孕ましてしまい止む無く婚約。近いうちに結婚する予定です。
また、このエルウッドですが、実はルナマリアに猛アタックしまくりで、「爵位なんかどうでもいい!僕はルナを大切にしたいんだ!」という言葉にルナマリアは折れてしまい、こちらも婚約が決まりました。
そして二組のカップルは無事結婚に至りました。
それから月日が経ち、ルナマリアはどうしてもエルウッドと肌を合わせる事ができずにいました。
一方ロディとパーラの間に出来た子供はアベシと名付けらスクスクと育ちました。
だけどある日ロディは気づいてしまいます。
「おいパーラ、アベシは誰の子供なんだ!?」
そうなのです、成長したアベシの顔立ちはロディには全く似ていなかったのです。
「なんのこと?この子はロディの子よ!変な事いわないで頂戴!」
目を剥いて反論するパーラ。
しかしロディには分かっていたのです。
「この子の顔はあいつに……エルウッドにそっくりじゃないか!」
「ぎっくうううううう!!!」
それはそれは見事な托卵でした。
一方、ルナマリアとエルウッドは……
「ルナ、今夜こそは君と!」
「待って、私にはまだ心構えができていないの!」
「ずっとレスとかあんまりだ!さあ、今すぐ子を宿すんだ!そして僕に侯爵の爵位を!」
「ああ、いやああああああ!!!」
哀れルナマリアは抵抗空しく手籠めにされてしまいました。
やはりエルウッドも爵位欲しさルナマリアを狙っていたのです。
そしてエルウッドとパーラには、ある恐るべき計画が……
果たしてルナマリアはピンチを乗り越え、真実の愛を掴むことができるのでしょうか!?
うーん、これはあかんな。
やはり男が恋愛小説を考えると、托卵とか手籠めとかろくでもないストーリーに……
てか、私の心は汚れています(魅了が無いだけマシかな?)。
というか、こんなの書いてる暇があるなら【追放した側のファンタジー】【ティラム逃亡記】の続きを書かなきゃいかんだろ……(またエッセイに逃げてしまった)