表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

オレはスネイク

作者: 青銀


オレはスネイク。


体は布で出来ている。


生息地は風呂の中。


毎日ルウトと一緒に遊ぶ。


ルウトは3歳のニンゲンでオレのダチ。


そしてオレの生みの親でもある。


ルウトとオレと、じーさんか母親が一緒に入る。


じーさんは綺麗好きでオレがルウトと一緒に遊ぶのを嫌がってる。


オレの事を汚いなんて言いやがる。


だからだな。


ルウトがある日、こんな事を言い出した。


───ルウト、汚いスネイクと一緒にお風呂入りたい!


あぁ。ルウト。


お前はなんて良いやつなんだ。


でもオレは汚くねぇ。


汚くねぇのにそんなこと言うようになったルウトに胸が締め付けられちまう。


ほんと嫌になるぜ。



あぁ、そうそう。


ルウトのダチはオレだけじゃねぇ。


浮かぶアヒルも居やがる。


スカしたアヒルだがルウトのダチだからな。


オレは体に巻き付いてカッコいい服にもなってやるんだ。


ルウトがゲラゲラ笑う。


オレも心の中でゲラゲラ笑う。


ルウトの好きな遊びは他にもある。


カップにオレと湯を入れて風呂の縁に置いて、そこからオレが湯ぶねに潜る。


スネイクの滝だ。


少し頭を持ち上げて、カップの中の湯が俺を伝ってじょろじょろ流れていくのを見るのも好きらしい。


ルウトは試行錯誤しながらいろんな遊びを見出していくすげぇガキだ。


オレの自慢のダチだ。



だからさ、ルウト。



ずっとずっと、一緒に遊ぼうな。




有難うございました(◍•ᴗ•◍)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ