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「暇だ…。」
とある建物の屋上にいた男がそう呟いた。その男は高校の制服を着てベンチに寝転がっていた。
「Zzz……」
そして眠った。
…終わり。
「って何終わらそうとしてんのよっ‼︎」
おっと誰かが俺の睡眠を誰だ?
気になり少し目を開けるとそこには女がいた。どっかで見たことある顔だったが忘れた。
じっと見てるとその女が何か言ってきた。
「ねぇさっきの言葉本当?」
…何言ってんだこいつ?
さっきって何時だよっと突っ込みたかったが俺は紳士だ、女の子には優しくだ。なので
「あぁ本当だとも。」
我ながらナイスな返事だ。
「そう、ならあんたにいいものを持ってきたのよ。」
そしてその手には手紙が握られていた。
「なんだ?ラブレターか?なら受け取らないとな。」
と返事をすると女はゴミを見る目で見てきた。
「はぁ?何言ってんのそんなわけないじゃん。」
……現実は残酷だ。
まぁくれるなら受け取らないとな。そう思い手を伸ばし、手紙に触れた瞬間意識がブラックアウトした。