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キツ、無人島へ行く  作者: kitu
3/3

三章

 キツは、のこぎりを作り終わり、

 「リヤカーがほしいな」

 と思ったので、のこぎりで木を切った。

 のみで木を削って何とかタイヤのようにし、それを四つ作った。

 挿絵(By みてみん)


 タイヤを作り終えると、キツはふと、(イナリ)のことが気になり、タイヤをほったらかしにして岸に向かって走っていった。


 

 キツが一生懸命走っている時、イナリは岸についていて、こちらへ向かってくる船、いや舟を眺めていた。

 

 イナリは頭の中で船を思い浮かべた。

 だが、やはりイナリの頭には海賊船が思い浮かぶのだった。

 「あれが海賊船だったらな。僕が財宝を取りに戦いの武器を持って船に乗り込みたいな。」

 なんていって魚捕り用のやりを振り回した。


 やがて舟は岸に着き、オコジョが降りてきた。


 だがイナリはまだ財宝のことを考えるのに夢中で、魚捕り用のやりをまだ振り回していたので、オコジョは怒って、

 「危ないな、僕は怒ってるんだぞ。」と、どなった。

 

 それにもかかわらず、カワウソは。

 「そのやり、僕に譲ってよ。」

 なんて自分のことばかり。

 イナリが、「魚捕り用なの!」と、ことわっても、

 「魚捕り用なんてもったいない、いくらがいいかな、高すぎてもダメだしな、ry」

 しかしイナリは、

 「だ・か・ら・さ・か・な・と・り・よ・う・な・の。」

 と言い聞かせるようにいった。

 

 「わかったわかった。魚も捕ってやるから。一日に四匹な。」

 「よし。じゃあ譲るよ。一日四匹よろしくね。」



 イナリとキツの取引がようやく終わったところで、キツが走ってやってきた。


 「はぁ、つかれた… ところで皆此処で何してるの?」

 とキツが聞くと、オコジョは不機嫌そうにいった。

 「なにしてるじゃないよ。自分で考えな。」

 

 イナリは、皆に、

 「ところで何をするかい?」

 と聞くと、キツは

 「あの島まで橋をかける!」

 といった。しかしオコジョは、

 「無理だと思うよ。ここらはいろんな海流が束になった状態でぶつかってくるんだぜ。」

 「島の間の所を埋めないように、壊れないように、作ればいいじゃないか。」

 

 その時、イナリがカワウソからもらった二匹の魚を見て、キツに言った。

 「おい、たき火はちゃんとしたのか。」

 キツは、大声で、「わすれてた!」とどなった。 

 みんながもっと大声で、「「う る さ い!」」とどなった。

 そしてキツは、「リヤカーも忘れてた。」

 「みんなで手伝おうか。」みんなは新しいキツの家へ走っていった。

 

 でも相変わらず、カワウソは、「手伝ったら、武器くれよ。」なんて言っていた。

 後になってカワウソは気づいたが、実はというとみんな急いでいて、そんな言葉、みんなの耳には入らなかった。


 とにかく、みんなはさっそくリヤカーとたき火にとりかかった。キツは前にもらったライターを取り出し、木に着くまで、チャッチャッと火を着けた。

 

 リヤカーもあっという間に出来上がった。キツはさっそく、リヤカーを何も乗せていない状態で走らせた。(もちろん、運動不足なので帰ってきたころには、ばったり倒れた。)


 「まあ、ゼェゼェ、明日からは、ゼェゼェ、橋の、ゼェゼェ、材料を、ゼェゼェ、集めるか、ふぅ。」

 起き上がりながら、キツは、ゼェゼェ言いながら言った。


 

 

おこじょ|(笑) →挿絵(By みてみん)

かわうそ|(笑) →挿絵(By みてみん)

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