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姫、出番です!  作者: 双鶴


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2/7

姫、PR動画です

早乙女みちるが叫んだ。

文化課のモニターに映し出されたのは――


金色の甲冑をまとい、空を飛ぶ甲斐姫。

雷を操り、石田三成の軍勢を一撃で吹き飛ばす。

BGMは壮大なオーケストラ。

ナレーションは「姫、神話を超えて、今ここに」。


「……戦国女子アニメかよ」


鷹見迅は頭を抱えた。


「これ、誰が作ったの?」


「市民ボランティアの“忍城映像愛好会”です。平均年齢68歳!」


「元気すぎるだろ!」


みちるは真顔で言った。


「でも、姫の美しさは伝わってきますよね?」


「伝わるけど、雷は伝説じゃないだろ!」


そのとき、会議室のドアが開いた。


「出番ですぅ〜!」


甲冑姿のゆるキャラが、甲高い声で登場した。

頭に“忍”の文字、腰にラムネホルダー。

その名も――かいひめちゃん。


「TikTokで踊ってきましたぁ〜!バズってますぅ〜!」


「バズってるって、何が?」


「“姫、雷で三成を焼く”ってタグですぅ〜!」


鷹見は、ホワイトボードを見つめた。

そこにはまだ、あの式が残っていた。


姫=美人=勝てる


彼はマーカーを手に取り、もう一度書き換えた。


姫=語られぬ者=語る価値あり


「よし。姫、出番です」


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