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「二つの苗字、僕たちの秘密の絆 〜遥輝と教師ふたりの約束〜」  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
【2人の教師と恋に】(※リアルでは難しい話)
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第8章:「静かな午後と優しいキス」


春の柔らかな日差しがリビングに差し込み、遥輝は陽翔と澪を遊ばせながら、ソファに腰を下ろしていた。

美湖はキッチンでお昼ご飯の準備をしている。


「陽翔、こっちにおいで」

遥輝が笑顔で声をかけると、元気に走り寄ってくる息子。澪もつかまり立ちを始め、賑やかな声が部屋いっぱいに広がった。



「お昼できたよー」

美湖が温かい声で呼ぶ。

みんなでテーブルを囲み、陽翔は口いっぱいにパンをほおばり、澪はお母さんの腕の中で満足そうに笑った。


「こうして家族みんなで過ごせる時間が、一番幸せだね」

美湖が言うと、遥輝は隣の美咲の手をそっと握った。



午後のひととき、3人はそれぞれの好きな本を手に取り、静かな読書タイムを楽しんだ。

美咲が遥輝の隣に寄り添い、そっと肩に頭をのせる。


「疲れた?」

「ううん、君がいるから落ち着くんだ」


美咲は微笑みながら、遥輝の唇に軽くキスをした。



夜になり、ベッドで3人が並んで眠る前の時間。

美湖がふと目を開けて、遥輝の顔を見つめた。


「ねえ、今日は私のこと、もっと抱きしめてくれない?」


遥輝は優しく美湖を抱きしめ、二人の唇が重なる。


「ずっと一緒にいようね」

「うん、約束」


美咲も隣からそっと手を伸ばし、3人の指が絡み合う。

優しいキスと温もりに包まれて、家族は今日も静かに幸せを感じていた。


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