表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/20

08


 何やら、竜さん界隈ではエラいことになっていたようです。



 以前、レミュさんから聞いていた竜さんたちの揉め事、


 若い竜たちと長老たちの確執が、ついに大爆発。



 そして、竜界、分裂。





『革新派』:これまでの古臭い因習やら何やらを全部ブッ壊して、


      もっと自由に生きようぜ、


      っていう、若い竜たちを中心としたイケイケ集団。



『保守派』:因習っていうのは平和に暮らすための先人の知恵なのだから、


      むやみに壊したら駄目じゃろ、


      っていう、長老たち主導の古参の竜の集まり。



『雌伏派』:経緯はどうあれ争いごとはうんざり。


      同じ種族でさえ仲良く出来ないような連中とは仲良くしたくない、


      っていう、自由を愛する面々。




 えーと、それって何だか既視感アリアリな状況では……


 もしかしておふたりは"雌伏派"に?



『そうだけど正確には派閥じゃなくて、どちらにも所属しなかった竜たちを"雌伏派"って呼んでいるだけ』

『私はそういうのは鬱陶しいから、どさくさに紛れてアネッサさん一族の封印を解いてきた』



『ありがとね、レミュさん』

『大変だったでしょ、アレを全部集めるの』



『まあ、それなりに』

『とりあえず、集めて使っちゃえばこっちのもんだし』

『ってことで、はい、これ』



 何ですか、その珠。


 こう言っちゃなんですが、ただの石ころにしか見えんのですが。



『これは"龍玉"』

『昔、アネッサさん一族を封印する時に使われた龍の秘宝だよ』

『解放するためにも使っちゃったから、力が満ちるまではこんな感じ』


 おっと、龍の秘宝だったのですね、ディスっちゃってごめんなさい。



『レミュさんが、あちこちの竜の里に散らばっていたそれを集めて、封印を解いてくれたの』

『本当にありがとね』



 もしかしてレミュさん、これを手に入れるために仲間の竜たちと闘ったり……



『まあ、それなりに』

『みんな歯応え無さ過ぎでびっくりだったけど』

『そんな感じで7つの"龍玉"を集めたら、"龍"のお偉いさんを呼び出して願いを叶えてもらうってわけ』


 ちょっと待った。


 どっかで聞いたことあるような……



『あれ、シジマさんも知ってたんだ』

『もしかして"龍玉"の通称の方かな』

『確か、ドラゴンボ……』


 はい、ストップ。


 それ以上は絶対に言っちゃダメ。


 って、こっちに持ってきちゃったんですか、そんな大事な秘宝。



『持ってきたのは、これ1つだけ』

『それぞれの派閥の長に2つずつ渡して、もし揃えたいなら全力で奪い取りに来いって言ってきた』

『まあ、鍛錬不足でたるみ過ぎな長老たちと、経験も実力も足りてない若い子たちなら、どうとでもなるでしょ』



『私が預かっとく?』



『お願いします』

『アネッサさんなら、私よりも遥かに強いし』



 どんだけ強いんですか、おふたりとも。



『うん、やっぱりシジマさんが持っていた方が良いかも』

『呼び出した龍のお偉いさん、シジマさんに興味津々だったよ』



 マジか……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ