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06


 アネッサさんが暮らしているオタケ山のふもと目指して、てくてくと。



 何だか懐かしい道のりですね。


 あの頃のシジマ家は3人でしたが、今や6人。


 もはや大家族を名乗っても、名実ともに過言ではありますまい。




「シジマパパって、竜のアネッサさんとおともだちなんだよね」

「アネッサさんって強いの?」


 あーどうだろ、レミュさんから聞いた話しでは、


 アネッサさんは竜さん界隈でも屈指のツワモノと言われていたそうだし、


 きっともの凄く強いと思うよ。



 でも、闘いとかはあまり好きじゃなさそうな優しい竜さんだったから、


 手合わせとかはちゃんとOKを貰ってから、ね。



「そっか、同じ竜さんでもレミュさんみたいな暴れんぼばかりじゃないんだね」

「あの時のレミュさんのしっぽ、ホントにスゴかった!」


 ……確かにペルネさんは凄く強いけど、


 家族を心配させるような闘い方はしないでほしいな。



「うん、分かった!」

「やっぱり、ツェリアママみたいな回避重視の速攻だよねっ」



 お父さん、やっぱり心配……




 ---




 例の祠が見えてきましたが、


 今日は町の子供たちは遊びに来ていないようですね。


 アネッサさんのお宅、


 俺が『創造』した移動式マイホーム1号は、あの頃と同じく綺麗なまま。



 そういえば俺の『創造』って、


 建築や建材の知識なんて全く無しでも家とかを作れちゃうんだけど、


 強度とか耐久性とかって、どうなってるんだろ。


 まさか、一度建てたら半永久的にあのままってことは……



 まあとりあえず、この世界にとって本当にヤバげな問題だったら、


 鏡の賢者さんの方から何かクレームでも来るでしょ。


 ってことで、ノックしまして、



 こんちは、アネッサさん、居ます?




『空いてるから入って』



 はい、おじゃましまーす。




『ご無沙汰だねえ』



『私も、それなりにご無沙汰』



 おっと……



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