表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

03


 リグラルト王国を最速で抜けるため、


 最短距離を突っ切るようにして南下しております。


 途中でちょいと遠回りすればロイさんのアイネラブ村にも立ち寄れるのですが、


 今回はなるはやでエルサニア王都に向かうルートを。



 まあ、マジで最速したいのなら、


 サイノさんに『転送』をお願いすればよかろうってのは百も承知。


 みんなには、俺のわがままに付き合わせちゃって、


 本当に申し訳なく思っております。

 



 しかし流石に、徒歩での旅もそろそろ限界っぽいかな。


 旅するうえでの生活力も戦闘力も、今のままでも全然問題無いけれど、


 何せ乙女だらけの6人旅、それに今は未成年のペルネさんもおりますし、


 いつまでも俺のわがままで歩かせっぱなしってわけにもいかんでしょ。



 やっぱり幌馬車、かな。


 御者の問題は、『創造』で知識をインストールすればOKってことに、


 最近ようやく気付きました。



 もちろん今すぐイカす幌馬車を『創造』したりも出来ますが、


 せっかくですしエルサニア王都で馬車工房とかを見学してみようかと。


 こっちの世界での幌馬車業界のトレンドとかも勉強しないとね。



 異世界モノお約束のアレ、


 新しいサスペンション技術でみんなが乗り心地にびっくりってやつ。


 これも、是非やってみたいイベントですよね。



「それなら、アリシエラさんに魔導馬車製造をお願いすれば万事解決」

「他のチームのみんなも、そのおかげで旅がより楽しくなったって言ってたし」


 魔導馬車、ですか……


 確かに、幌馬車旅をたくさん経験しているモルガナさんのオススメですし、


 それも検討すべきですね。



 ただ、今回のエルサニア王都行きは、


 ロイさんのところに寄らずにこのまま行きたいと思います。



 

 何となくですけど、この旅はひとつの区切りになりそうな気がするのです。


 エルサニア王都で、何かが起きそうな予感が……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ