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一週間後

はい、早速の一週間後でございます。

好きになってくれる人探しの進捗は……?


どうぞお楽しみください。

「はーっ! ビールが美味しい季節になったねー!」

「お前はいつでも美味しそうに飲むだろうが」

「そお? この初夏の爽やかな風! これを感じながら飲むのが一番だよー」

「室内だぞ」

「気分気分。この季節のビールが一番美味しいのに異論はないでしょー?」

「一番、ね……」

「何よー、何か文句ある?」

「夏は『暑い時こそビールが美味い!』で、秋は『秋刀魚! 舞茸天! ビールしか勝たん!』で、冬は『暖房の効いた居酒屋で飲むビールこそ至高!』だっけ?」

「う、よく覚えてるわね……」

「こんだけ飲みに行ってりゃ嫌でも覚えるわ。んで? その後どうなんだ?」

「何がー? あ、注文お願いしまーす! 唐揚げと永遠キャベツ!」

「おすすめのクリームチーズ塩辛もお願いします」

「おー! いいねー! じゃーそれでー!」

「……んで、改めて聞くが、どうなってんだ? 恋人探し」

「あー、あれはー、そのー、何と言うかー……」

「忘れてたのかよ……」

「忘れてたんじゃなくてー、その、準備期間だよー。これから一気に巻き返す、的なー」

「四分の一を準備に費やすとは大胆だな」

「最後に勝てばいいんだよー!」

「はいはい、当てもないのに強気だこと」

「ふふん、当てもなく強気だとでも思っているのかねー?」

「なっ……!? 当てがあるのか!?」

「焦ってるねー。さー、何でも言う事を聞く準備をしておくのだー」

「……誰だ? 職場の奴か?」

「さーねー? 一杯奢ってくれたら、ヒントくらいはあげてもいいけどー?」

「……生でいいか?」

「おー! 話がわかるー! すみませーん! 生ビールおかわりー!」

「……で? 職場の奴なのか?」

「まーそーね」

「……誰だ?」

「一杯分ならここまでだよー」

「くそ……。なら次の飲み物も奢る……」

「いやっほー! 太っ腹ー! そしたら次の一杯で課までは教えてあげよっかなー」

「か、係まで教えろよ!」

「それは今日の飲み代全部出してくれたらねー」

「……名前教えるなら、飲み代持つぞ……!」

「だーめ。あ、来た来たー。よーし、んじゃかんぱーい!」

「……乾杯」

読了ありがとうございます。


当てとは一体……?


二週間後は明日夜七時に投稿します。

よろしくお願いいたします。

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