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最愛なる殺人鬼さまへ  作者: 有氏ゆず
第五話 殺人鬼の贈り物
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ごのさん





適当に景色を見たくて、その辺をぶらつくつもりだった。

なのに、どうして俺はアクセサリー屋なんかに入ってしまったのか。


見て分かると思うが、俺はアクセサリーになんか興味がない。これじゃあ、最初からプレゼントを探しに来たみたいだろ。


「……たまたま、目に付いたからだ」


誰も聞いていないのに言い訳をし、辺りを見回す。……クソ。無駄にキラキラしてやがる。


本当は服でも買ってやろうかと思ったが、女の服の好みなんて分かる訳が無い。それにヒラヒラしたやつをプレゼントしたところで逃げるのに支障が出るだけだ。

それに、馨自身も今の服装が気に入っているようだから、余計な荷物を増やす必要は無い。





しかし、女が好みそうなアクセサリーなんて、それこそ知ったこっちゃない。

寄ったホテルで観たテレビで「趣味じゃないアクセサリーほど扱いに困る」みたいなことを女が言っていた。うるせえ、貰ってる身の癖に何我儘ほざいてやがる。


あんな女は高いモンでも贈っておけば喜ぶんだろうが、馨は……何で喜ぶんだ……?

だって、宝石を売って金にするような女だろ。高いモンで喜ぶ訳が無い。


この買い物は、俺には難易度が高すぎやしないか……?





「……って、何を本気で悩んでやがる……」


出ていったことがバレた時の保険として買うんだ。そんなに悩むことは無い。

それにこんなことで時間を使うなんて馬鹿らしい。俺にはもっとしたいことが……。


「いや……特に、無いなァ……」


ただ暇で暇で外に出たかっただけだ。特に予定があった訳では無い。家の中にいるのが窮屈で嫌だっただけ。

だったら、良いか。ここも外には変わりは無い。


どうせなら馨を泣いて喜ばせてやろうか。

アイツはどうせ俺のことを何も出来ない男だと思ってやがるだろうからな。





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