愛しの彼女
チリリリィィン//
「んんーー」
目覚まし時計とともに目を覚まし、着替えを終え、朝食を食べて「行ってきまーす!」と母に告げ玄関の扉を開ける。
俺の名前は影山蓮
地元の高校に通っている高校1年生
自分でいうのもあれだが、勉強もそこそこできて、顔もなかなかイケている!運動はぼちぼちだが...
だがそんな俺にも彼女がいる!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学校に着くといつも玄関に生徒指導が立っている
「おはよう!!!」
といつもゴリラのようにうるさい声で挨拶をされる。
「あ、おはようございます……」俺はそういうキャラではないため控えめで返すが、、
「声が小さい!!!」
「ヒィィ」
いつものやり取りだ。そろそろあのゴリラにはこの学校を辞めてもらいとこらだ。
てか、何で生徒指導っていかつい人が多いんだ?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
教室に入ると真っ先に挨拶をされる
「おっはよう!!」
「お、おはよう」
クラス男女共に人気の女子、早瀬さつきだ。
そしてなんとその女子が俺の彼女だ!!
「なぁお前最近早瀬と仲良いよな」
そう言ってくるのは友達の1人の明だ。
「べ、別に挨拶ぐらい普通だろ。てか何?早瀬の事狙ってんの?」
俺は早瀬と付き合ってることはクラスには内緒にしている。バレたら男子全員の嫉妬の標的になってしまうからな。
「勿論、狙ってるに決まってるだろ!早瀬と付き合って速攻でヤりたいんだよ俺は!」
「はぁぁぁ!?」
「なんだよいきなりそんな声出して!まさかお前やっぱり早瀬の事一一」
言われる前に切り出す
「そんなんじゃねーよ」
「だよなぁ、お前みたいな童顔がモテるわけねーもんな」
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音が鳴り授業が始まる
はぁ、逃げっきた。軽く愚痴られたがバレるよりはマシだろう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
昼休み
俺は毎日屋上で弁当を食べる。
屋上の扉を開けるとそこには1人の女子が立っていた。
「今日は珍しく早いな」と俺はその子に声をかける。
そう、その女子は彼女、早瀬さつきだ。付き合い初めて毎日ここで弁当を食べている。
返答がないな。おれはふと彼女の肩に手を置き彼女を振り向かせると┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
彼女が泣いていた。
「どうした、、んだ?」俺は驚いた表情で彼女に尋ねる。
が答えようとしない。
「悩みがあるなら俺を頼ってくれ」
そういう彼女は涙を必死に堪えながら
「私┈┈┈」
「私┈┈┈あ┈┈よ┈┈┈┈┈┈┈」
「どうした。落ち着いて」
「私あと、余命半年なんだ┈┈┈┈┈」
ヒューーー
風が俺たちの間を大きく通る
「は!?」