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才能が決まっている世界  作者: 佐野龍也
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主人公の才能

「色々と驚いたなぁ」と俺がため息混じりに言ってたら「今日も驚くことになるかもな」と依織さんが笑いながら言った

「そうならないと断言できないですから頑張ってくださいね兄さん」

「他人事のように言わないでくれないかなぁ」

「というかなんで美織が理事長室にいるんだ?」ふと疑問に思ったので訊いてみた。

俺は生活に必要な金の交換条件として理事長室で仕事をするように依織さんに言われた為いつものように理事長室で仕事をするためにいるのだが美織は1組に席を置いているので授業に出てないとおかしいのだ。

「それは、依織さんに訊いてください。依織さんがいきなり1組に来て理事長室に来いと言ったので来たのですよ」と美織はため息をつきながら言った。

「ああ、明の才能についてちょっとな」

「俺の才能?なんで今?」

「生徒会が関係あるんですか依織さん」

「ああ、美織その通りだ。明お前の才能はなんだか分かるか?」

「俺の才能は真似ですよね上限があるけど動きや口調性格を真似するって奴ですよね」と俺は疑問に思いながら答えた。

「その通り真似だがお前が言ったのとは少し違う。まず上限だが自分の身体能力によって上がったり下がったりするから上限が決まっていないのと口調や性格ともう一つある。」

「ちょっと待ってくださいなんで俺の才能が聞いていたのと少し違うんですか?」と驚きながら言った

「それは、上限の方はともかくもう一つの方が悪用したら危険だからです兄さん」と美織が答えた

「そのことは連や紅羽朱音にも伝えてあるがその才能を持っているお前にいうのは避けていたんだがなぜか生徒会長がそのことを知っていたのだよ」

「それだからあえてすれ違うようにしたってことですか?」

「あぁ、そして生徒会長がお前を生徒会に誘う理由だ。」

「それでもう一つってなんですか?」と恐る恐る聞いてみた。

「才能の真似だ。」

「才能の真似?」

「自分が知っているのと理解しているのが条件だがその条件を満たしていれば可能だ」

「才能の真似ったってどうやって真似するんですか?」

「まず知ってるという条件が必要だ。だいたいどんな才能かを知ってから理解すなわちどのようなものなのかを頭の中でイメージする例えば、そうだな美織の才能を真似してみろ」

「わかりました」と言ってから美織の才能は頭の回転が速いと知っているから次の理解 頭の中でイメージをする。すると周りと自分がゆっくりに感じる

「どうだできたか?」

「はい、なんかゆっくりに感じます」

「成功みたいですね兄さん」と美織が安心したように言った。

「戻す方法は戻れと思えばいい」

言われた通りに戻れと思ったら元の速さに戻った

「美織どうしてゆっくりに感じたんだ」

「簡単に説明すると人が若いと時間が遅く感じるのと歳をとると速く感じるのと同じです。頭の回転が速いということは脳内処理速度が速いということですのでその分物事を考えているから遅く感じるんです。」

「まぁ、一応理解できた。」

「ただし身体能力は上がらないからその分速く動けるというわけじゃねえから気をつけろよ」

「はい、ところでこれが生徒会長が誘う理由ですか」

「ああ、お前が全校生徒の才能をある程度知っていて理解できたら問題を起こそうとする馬鹿はいなくなるだろうからな」

「そんなことできないですよ」

「記憶力の才能があれば可能だ」

「そんなのあるんですか」

「結構いるもんだぜ確か3組の奴に何人かいるはずだ」

「そうですか、ですがそれは後ですね全校集会の時間です。行きましょう」

「そうだな、私は少し仕事を終わらしてから行くから行ってこい」

「では、行っています依織さん」

二人で理事長室を出て体育館に向かった







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