第1章 主要登場人物紹介
これにて第1章は終了です。
次話から第2章に入ります。
これからもどうぞよろしくお願いします。
・ノア(人族)
物語の主人公。
鈍感系主人公ではなく、無知系主人公(のつもり)。喜怒哀楽の感情しか持たない。
普段は黒髪黒眼だが、一定以上の魔力を使用すると銀髪に右は紅、左は金のオッドアイになる。身長は人族の平均より高め。髪は、もともと腰の上までストレートに伸ばしていたが、サクラの手によってポニーテールになった。長さは変わっていないようだ。
スキルは、魔眼系統の『死の瞳』と『生の瞳』の2種類を持つ。非常に強力なスキルのためオリジンに分類される。
性格は温厚だと思われがちだが、実際は異なりかなり極端な性格をしている。一度怒り状態になれば、自分の世界以外は簡単に滅ぼしてしまいかねない。ちなみに、彼の世界は係わりの深い人間だけである。
戦闘スタイルは、刀を用いた抜刀術と徒手空拳による近接戦闘が主。しかし、ほぼ全ての武器種と流派を使用できるため、場合によっては先の2つ以外も使用して戦闘を行う。魔力が使用できる場合は、素手での魔法戦が最も得意で、実は超魔法特化タイプ。
他人からの評価は、完全に不思議ちゃん。
非常に綺麗な容姿で肌も雪のように白いせいで、初見で男だと見抜いた人間はいない。住人いわく、里で一番の美人。
いつからか目も見えなくなっていたため、皆で護っていかなければならないと思われていた。が、ある出来事を切欠に、実は里でも最高クラスの戦闘力を持っているのではないかと噂されるようになった。
常識はないが素直であり、手のかかる可愛い弟のように扱われているが、たまによからぬことを教えようとする人間もいる。当然だが、その人間は後で他の住人から袋叩きにされる。
最近はだいぶ常識を身に着けてきた。周囲の努力の賜物だろうか。
・サクラ・マイシロ(人族)
物語のヒロインの1人。ノアを拾ってきた本人。
黒髪黒眼で、身長は人族の平均より少し高い程度。髪は後ろで結んで、ポニーテールを肩下まで伸ばしている。
スキルは、強化系統の『身体能力強化』を持つ。これは魔力による身体能力の強化が、通常と比べて強力になるものである。メジャーなスキルの1つ。
性格は真面目で冷静だが、そのせいで素直になれないことも間々ある。
戦闘スタイルは、剣術と魔法を組み合わせた魔法剣士。
剣術はノアから教えてもらった、『友の剣』を使用する。正統派な剣術ではあるが、所々身体能力にものを言わせるような動きが入る。
魔法は、火属性の適性を持ち、それ以外の適性はいわゆるなし。ただし、不適正もない。
他人からの評価は、天才型の利発そうな女の子。
ほとんどの物事をそつなくこなせ、頭も良いことからそんな評価を得ているが、何か始めても長続きしなかった。しかし、最近は夢中になってやることができたらしい。
いつも一緒にいるほかの2人の女の子と比べて、その真面目そうな雰囲気からちょっと話しかけ辛いが、男の子だけでなく女の子からも人気がある。かっこいいのだとか。
最近は雰囲気がだいぶ柔らかくなっている。何かあったのだろうか。
・サンサーシャ(人族)
物語のヒロインの1人。サクラと一緒にノアを運んだ。
金髪茶眼で、身長は人族の平均より少し低め。髪は癖っ毛をそのまま肩下まで伸ばしている。
スキルは、適性系統の『無属性適性』を持つ。属性適性のスキルはメジャーだが、無属性などは非常に稀。オリジンとして扱われることがあるほど。
性格は素直で元気だが、一方で心配性なところがあり深刻に考えやすい。
戦闘スタイルは、魔法一辺倒の魔法使い。
魔法を扱える程度で、魔法使い、魔術師、魔導師、大魔導師があるが、彼女はまだ魔法使いである。
魔法は、無属性の適性を持ち、それ以外に実は雷属性の準適性を持つが本人も周囲も1人を除いて気づいていない。不適正は水と土に少々ある。
他人からの評価は、明るく活発で可愛い女の子。
妹にしたい女の子の中でも上位にいるらしい。誰が作ったランキングだろうか。
深く考えない行動や勉強が嫌いと言った発言から、頭は良くないと周囲は思っているが、実際は凄まじい努力家で頭も良い。自分のやりたいこと以外に身が入らないタイプである。
いつも一緒にいる他の2人の女の子と比べて、最も話しかけやすく男の子から人気が高い。年上の女の子やお年寄りからも人気がある。
最近は少しお淑やかになったと言う人もいるが、真相は定かでない。
・ワカナ・コノエダ(森人族)
物語のヒロインの1人。サクラと一緒にノアを運んだ。
緑神緑眼で、身長は森人族の平均程度だがサクラよりも高い。いわゆるエルフ。髪はそのままストレートに背中まで伸ばしている。
スキルは、魔力操作系統の『魔法高速化』を持つ。これは、詠唱破棄などとは違い、魔力の収束や移動を早く行えると言うものである。そのおかげで、魔法の使用自体も高速化される。
性格は優しくおっとりとしているが、実はかなり積極的。なのに攻められると弱い。
戦闘スタイルは素手での護身術で、基本的には戦わない治癒師志望の魔法使い。
魔法は、治癒師を目指している通り回復属性の適性を持つ。光属性の適性を少しだけ持っているが、適性なしよりまし程度。不適正は闇が少し。
他人からの評価は、年のわりにしっかりしたお姉さん。
誰にでも丁寧で、大人や老人からの評判が非常に良い。反面、同じ位の子供からはちょっと壁を感じると思われている。本人にそのつもりはない。
ただし、人気は高く、男の子にとってはいわゆる初恋のお姉さん的な存在。小さい子供からも、お姉ちゃんとして慕われている。面倒見がいいことも理由の1つか。
最近は考え事が多くなったのか、よくため息を吐いている。




