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立ち上がる大成とゲーム

大成は、自分の身よりも先代の魔王を優先し、サンライズで洗脳されている先代の魔王を正気に戻すことに成功した。


しかし、その代償にレッド・ナイツ2人の剣が大成の背中を貫く。

パルシアの森中にジャンヌの悲鳴が響き渡り、誰もが最悪な事態が起きたと悟った。



【パルシアの森・中央奥】


「姫様…。大成さん…」

「大成君…」

「大和…」

「「修羅様…」」

レッド・ナイツと交戦しているウルミラ達は、ジャンヌの悲鳴を聞いて、呆然と立ち尽くし呟いた。



そんな中、マキネ、ミリーナ、ウルシアの3人はレッド・ナイツを足止めするが、8人を足止めするのがやっとだった。


他のレッド・ナイツは、マキネ達を無視し、横を素通りして大成の方角へと走っていく。



マキネは、レッド・ナイツを見て慌てた。

(いけない!)

「くっ、雷歩」

「ハッ」

「ヤッ」

マキネは僅かな魔力を振り絞り、両足に雷を纏い、高速を超えた神速で移動しながらレッド・ナイツ3人を倒し、他の5人はミリーナとウルシアが協力して倒した。



「皆、何ボーっとしているの!?不安になるのはわかるけど。今は立ち尽くすよりも、ここで食い止めないと、今度はジャンヌが危ないんだよ!」

息を切らせながらマキネは、檄を飛ばした。


「「~っ!!」」

「マキネさんの言う通りですね」

「そうね。それに大成君のことだもの、きっと大丈夫よ」

「だな」

「「りょ、了解!」」

ウルミラ達や騎士団は、気を引き締めた。



その光景をミリーナとウルシアの2人は、笑顔で見守っていた。

「フフフ…先に言われちゃったわね。ウルシア」

「ええ、そうねミリーナ。それと、誰でもいいから、ニールに付き添ってラーバスに帰還しなさい」

ウルシアは左手を前に出し、騎士団に指示した。


「いえ。私は、まだ…」

「無理は良くないわよ、ニール。あなたは、もう十分に活躍したわ。あとは私達に任せなさい」

「…はい。畏まりました。ミリーナ様。うっ…」

ニールは一度目を瞑り、片手を胸に当てお辞儀をした。


マキネを先頭に、ミリーナ達はレッド・ナイツのあとを追いかける。


残ったニール達は、ミリーナ達の姿が見えなくなるまで見送っていた。

「うっ…」

「ニール様、大丈夫ですか?」

ふらついたニールを、近くにいた騎士団が支えた。


「ええ、助かります」

ニールは、両側で体を支えて貰っている騎士団2人と、他に護衛のため8人の騎士団と一緒に、ゆっくりとラーバスへと歩を進めて向かう。




【パルシアの森・左側奥】


ローケンスとマリーナは、ワルキューレに対応できるようになっており、ワルキューレは、ローケンスのパワー、マリーナのスピードに翻弄され、殆どの動作は防ぐことに精一杯になるほど追い詰められていた。


だが、ローケンスとマリーナも、ジャンヌの悲鳴が聞こえ、一瞬だったが動きが止まる。


今まで隙がなかったローケンスとマリーナの連携に隙が生じ、ワルキューレはその隙を見逃さなかった。


ワルキューレは、羽を大きく羽ばたかせ、夜空に舞い上がり、一直線に大成の元へと向かった。


「くっ、しまった!追いかけるぞ、マリーナ」

「ええ。あなた」

お互いに頷き合い、2人は急いでワルキューレのあとを追う。




【パルシアの森・ラーバス側付近】


今まで、ずっと離れた場所から観戦していた流星達は、大成の近くまで接近しており、大成の背中に2刀の剣が突き刺さるのを見ていた。


「終わったわね。ねぇ、流星。あなたは、本当にこれで良かったの?」

大成は敵だが流星の義弟でもあるので、メルサは複雑な気分になっていた。


メルサは心配した表情で、流星に話し掛けながら顔色を窺った。


流星は、メルサの目を見て、隠された質問の意味を把握した。


「確かに悲しいが、これは戦争だ。例え相手が仲間や友人、義弟や家族だったとしても、敵になった以上は容赦しない」

流星は1度目を瞑り、素直な気持ちを話した。


「ごめんなさい」

「メルサが、謝ることはない。あいつが選んだ道だ。こうなることは、あいつ自身もわかっていて覚悟をして決めたはず。だから気に病むことはない。しかし、疑問が2つある」


「疑問って何ですか?」

ツカサは、首を傾げ流星に尋ねた。


「1つは、俺を召喚した時、なぜ俺と一緒に大成は召喚されなかったのか。もう1つは、なぜツカサと同じ日に召喚されたかだ」

指を立ていきながら流星は説明をする。


「どこが、変なのでしょうか?」

流星が指摘したことが、ツカサはわからず首を傾げながら尋ねた。


「ああ、そうか。ツカサに話していなかったか。すまない。わかりやすく言えば、俺が召喚された時、その時すでに大成の強さは、他の者達より強く、俺に迫るぐらいの強さがあったのだが、大成は俺と一緒に召喚されなかった。メルサ、何度も聞いてすまないが、俺を召喚した時の条件はただ1つ「強者」だったと言っていたよな?」

流星は、改めてメルサに確認した。


「ええ、そうよ。あの時の召喚条件は「強者」だけだったわ。そして、流星あなたを含めて、5人を召喚したわ」

「えっ!?5人ですか?」

ツカサは、流星、鷹虎兄弟の3人しか知らなかったので、人差し指を口元に当て首を傾げながら尋ねた。


「そうだ。ツカサが知らないのも仕方ない。残り2人は、俺や鷹虎兄弟とは別の異世界から召喚され、その異世界では勇者だったそうだ。その2人は、この世界でも自分が最強と思い込んでいてな。勝手に1人で魔人の国に突撃して返り討ちに合い、ツカサが召喚される前に戦死した。国王やメルサ達は、必死に止めようと説得を試みたが話しを聞かず、しかも情報も得ずに戦った。完全な自業自得だ」

「~っ」

「……」

流星の言葉を聞いたツカサは両手で口元を押さえ、メルサは思い出して俯き、悲しい表情になった。


「話を戻すが、さっき言ったが、大成が選ばれなかったことだ。先程も言ったが、鷹虎兄弟や他の勇者2人より、強いはずの大成が召喚されなかった。その時、俺はてっきり大成は既に死んでいるからと思っていた。しかし、ツカサが召喚された時期にあいつは召喚された。可笑しいだろ?」


「そうね。あなたを召喚した時、先に魔人の国に召喚されていたなら、わかるけど。あの時は大成君は居なかったわね」

「そうなのですか?」

「ええ」

流星の意見は正しかったので、メルサとツカサは、考え込んだ。


「ん?フッ、まだ終わっていないようだ」

流星は、大成を見て嬉しそうに笑みを浮かべた。

「「えっ!?」」

メルサとツカサは思考を中断し、大成の方へと視線を向けた。




(体中の血液が沸騰しているみたいで熱いな。ん?あれ?ジャンヌの声がしたような…)

大成は意識が朦朧し目が霞み倒れていく中、ジャンヌの悲鳴が聞こえた気がして、振り向いた。


振り向いた先にジャンヌが、座り込んだ状態で泣いている姿が見えた。

(何で泣いているんだ?ああ…そうか…)

「ゴホッ…」

大成は吐血し、意識を取り戻し、左右の手で自分の背中に剣を突き刺しているレッド・ナイツ2人の腕を掴み、握り締めて骨を砕いた。


レッド・ナイツ2人は、剣を握っている右手の力が抜け手を離した。

だが、即座に左手で腰に掛けてある短剣を抜き取り、止めを刺そうとする。



大成は握っているレッド・ナイツ2人の腕に魔力を流す。

「ゴホッ…。俺は…まだ死ねない…。魔…力発勁…」


レッド・ナイツ2人の体は破裂はしなかったが、血管が浮き上がり裂け、内側から血が飛び散らせながら倒れた。



ジャンヌは、レッド・ナイツが地面に倒れる音が聞こえ、目を開けて、もう1度大成を見て驚愕した。


「えっ…!?」

「ハァハァ…。俺は、だ、大丈夫だから…。泣かないで…くれ…」

大成はふらつきながら、背中に刺さった剣を一刀また一刀と抜き、立ち上がった。


呼吸を整える大成だったが、背中を刺された剣によって片方の肺が貫かれ、呼吸をする度に、ひゅーひゅーと空気が漏れる音がする。



「ぐっ…。ローケンス…」

大成は、ローケンスの名を呼ぶと同時に、足元に気絶している先代の魔王のベルトと襟首を両手で掴み、先代の魔王を持ち上げて掬い投げるように投げた。


パニックに陥ったジャンヌは、今まで周りが見えていなかったが、投げられた父・先代の魔王を追うように視線を動かしていた時に気が付いた。


上空にワルキューレ、地上にレッド・ナイツが集まっていたが、ローケンスやミリーナ達、騎士団も集まっていた。


「ハッ、お任せを」

ローケンスは両手と胸を使い、先代の魔王を受け止めた。



大成は口元を緩め、笑顔を浮かべた。

「ゴホッ、ゴホッ…。すまないが、あとのことは任せた。ハァハァ、最後の作戦を実行する…」

「作戦?」

「「……?」」

「畏まりました」

作戦を報されていないジャンヌ、ウルミラ、マキネ、イシリア、マーケンスの5人は訳がわからずいたが、他の者達は悔しい表情や悲しい表情をして胸に手を当て頭を垂れた。


作戦を知らないジャンヌ達は、嫌な胸騒ぎがしていた。

「ど、どういうこと?」

ジャンヌは、恐る恐る呟いた。


「総員、直ちに撤退せよ!!」

「「了解」」

ローケンスの指示で、騎士団は撤退を開始する。


「ね、ねぇ、これは、どういうことなの?…。答えなさい!ローケンス!」

呆然と騎士団が撤退するのを眺めていたジャンヌは我に返り、鋭い眼光でローケンスに問い詰めた。


「この作戦は、修羅様自らがお考えになったものです。先代の魔王様がお戻りになれ、修羅様が瀕死の状態に陥った場合は、修羅様一人で、しんがりの役目を全うすること…。ジャンヌ様達に、この作戦を報せなかったのは、報せた場合、反対もしくは、ジャンヌ様達が修羅様のことが気になり、戦いに集中ができないという可能性があったからです」

ローケンスは、歯を食い縛りながら説明をした。



「……」

「そ、そんな…」

「ダーリン…」

ジャンヌは少し俯き悔しさのあまり歯を食い縛り、ウルミラは目を大きく開き口元に手を当て、マキネはただ呆然と大成を見詰めた。

3人は、それぞれ悔しい表情や心配した表情になった。


「……」

しかし、大成は何も言わなかった。



そんな中、イシリアとマーケンスは、大成を犠牲にすることが納得できず、父ローケンスに尋ねる。


「お父様は、それで良いのですか?」

イシリアは、懇願する表情で父ローケンスの裾を左手で握り締めた。


「そうだぜ。俺達も協力して戦えば…」

マーケンスは、大剣を両手で握り構えた。


「イシリア!マーケンス!戦ってどうなる?そろそろ、お前達も目先のことだけでなく、その先のことも考えるんだ!修羅様の傷を見てみろ。今も生きていること自体が奇跡みたいなものだ。もう、ハイ・ポーションでも助からん。俺…父さんだって修羅様と一緒に残って、命懸けで戦いたい。しかし、今は残って一緒に戦うことよりも、お前達も含め父さん達がここで死ぬわけにはいかない。魔人の国を想うのであれば!」

体を震わせながらローケンスは、魔力と威圧感を出し、強く歯を食い縛ったことで口から血が流れた。



イシリアとマーケンスは、息を呑んだ。

膨大な魔力や威圧感を出し、これほど悔しい表情をした父ローケンスを見たことがなかった。


「……」

「そ、それは、そうだけどさ…」

イシリアは黙ったまま俯き、マーケンスは理解したが、それでも納得できずに小声で呟いた。


「あなた…」

「フッ、すまない2人とも。だが、悔しい思いをしたくなければ、もっと強くなれ」

ローケンスは、妻マリーナの心配した声が聞こえ我に返り、イシリアとマーケンスの頭を順番に優しく撫でる。



「さぁ、2人とも行きましょう」

マリーナは、イシリアとマーケンスの2人の肩に片方ずつ手を優しく置き促した。



「そういうことよ。ウルミラも撤退するわよ」

「マキネちゃんもね」

ウルシアは娘のウルミラを、シリーダはマキネを促した。


「くっ」

自分の力がないことにマーケンスは悔しい表情で歯を食い縛り、1度大成を見てすぐに撤退する。


「「お母様…」」

「シリーダさん…」

イシリア、ウルミラ、マキネは、涙を溢しながらイシリアは母マリーナに、ウルミラは母ウルシアに、そして、マキネは同じヘルレウスのシリーダに抱きつき、心を少し落ち着かせてから撤退した。



「ジャンヌ、そろそろ私達も行くわよ」

「……」

ミリーナは、娘のジャンヌに声を掛け、後ろから優しく抱き締め、撤退を促した。



その時、大成が声をかける。

「コホッ。ジャンヌ!これを…」

大成は、ポシェットからオリジナルのマテリアル・ストーンを取り出し、ジャンヌに向けて投げた。


「えっ!?」

ジャンヌは、慌てて涙を拭き、落とさないように両手で優しく胸元でキャッチした。


ゆっくりと掌を開いて、受け取った品物をジャンヌは見た。

「これは何?マテリアル・ストーン?」

すぐにマテリアル・ストーンとわかったジャンヌだったが、自分達が知っているマテリアル・ストーンと違い、丁度綺麗に半分になった様な形だった。


「それに…コホッ、魔力を込めてみたらわかる…」

大成の言う通りにジャンヌは、マテリアル・ストーンに魔力を込めた。


「~っ!?」

すると、マテリアル・ストーンは輝き、大成が使用しているマテリアル・ストーンの映像がリアルタイムで映し出された。


「心配するな、ジャンヌ。ゴホッ…。俺は、ここで…死ぬつもりはない。コホッ、コホッ…」

大成は、最後に優しい笑顔を見せ頷いた。


「た、大成!大成!大成~っ!」

「もう行くわよ、ジャンヌ」

ジャンヌは、泣きながら大成に駆け寄ろうとしたが、母ミリーナに背中から抱き締められており、近づくことができず、2人はその場を離れた。



大成は、最後に残ったローケンスに視線を向けた。

ローケンスは、深々と頭を下げていた。


「ハァハァ。手筈通りに、先代の魔王を魔王にして、ゴホッ。豊かな国を築きあげろ。ハァハァ…。これが俺、魔王修羅としての最後の命令だローケンス」

「ハッ。この命に代えましても必ずや!」

「じゃあな、ローケンス」

「ぐっ、御武運を!修羅様!アース・ウォール」

歯を食い縛りながらローケンスは、左手と左肩で先代の魔王を担ぎ、右手で背中にかけていた大剣を抜き、逆手に持ち変え地面突き刺す。


そして、土魔法アース・ウォールを唱え、巨大な土壁を作りあげたローケンスは、その場を立ち去った。




(あとは頼んだぞ!ローケンス、皆)

大成の周りに、レッド・ナイツ達が囲っていたが、大成はレッド・ナイツよりも、沢山の木が生えている、その中の1本の木を見詰めた。


「ハァハァ…。流星義兄さん、それに他に2人か…。そこに居るんだろう?待たせてすまない。コホッ…」


「気付いていたか」

大成が見詰めた木の影から、流星だけが姿を現し大成に近づく。



「今回は…流星義兄さんの思惑通り…にならなかったと思ったけど…。どうだった?」

嬉しそうな表情で、大成は尋ねた。


「ああ、そうだな。確かに想定外が2つあったな。まず、カナリーダやサリーダが殺られるとは思わなかった。鷹虎兄弟と同じ、撤退に追い込まれると思っていたからな。もう1つは、大成お前と先代の魔王は同士討ちか、生き残るために、お前が先代の魔王を殺すと、俺は思っていた。しかし、お前は洗脳された先代の魔王を正気に戻し、逃がしたことだ。そのせいで、また面倒事が増えたぞ」

流星は、頭を掻きながら溜め息をした。


だが、流星なら今から追いかければ先代の魔王に追いつき討伐できる。

しかし、既に先代の魔王に興味がなくなった流星は、わざと見逃した。

今の流星は、先代の魔王よりも大成の方が興味があったからだ。



「だが、結局、結果は変わらない」

「それは、どうかな?流星義兄さん。コホッ…」

「この状況で勝てるとでも言いたいのか?大成」

「ハァハァ、やってみないと…わからないさ」

大成は笑顔を浮かべたが、汗が出ており体が震えていた。


「フッ。それもそうだな。じゃあ、ゲームをしようか?大成」

「ゲーム?」

「簡単なゲームさ。一斉に戦うのではなく、ワルキューレとレッド・ナイツ、そして俺。計3試合を今から続けてする」

「なるほど…。構わない、コホッ」

「フッ、このゲームで見せて貰おうか。お前の可能性とやらを。そうだな…。始めの相手は、ローケンス達が苦戦を強いられていたワルキューレだ」

大成は笑顔を浮かべており、流星はそんな大成の顔見て楽しそうな表情になり、ワルキューレに命令をした。


近くにいたレッド・ナイツは大成から離れ、上空にいたワルキューレが、急降下して舞い降りた。


急降下したワルキューレの風圧が大成に襲うが、大成は気にした様子もなく、何も構えずにただ棒立ちした。


土埃の中からワルキューレの目は紅く輝き、土埃がおさまり、大成の正面に大きな翼を広げたワルキューレが宙に浮いていた。


「ハァハァ…。こんな人形と一対一で良いのか?流星義兄さん」

「ハハハ…酷い言いようだな。これでも、一応この世界では最強のガーディアンらしいぞ」

大成の質問に笑う流星。


「その人形は、コホッ、何処で手に入れたんだ?」

「さぁな」

「流石に教えてくれないか…。だけど、流星義兄さんには悪いが、ゴホッ…。すぐに終わらせる」

大成の瞳から光が消え冷たく冷酷になり、風は吹いていないが、一瞬だけ殺気、威圧感、魔力は増大し、魔力の余波が大成から放たれた。


「ほう…。ゾーンに入ったか」

流星は、楽しそうに値踏みする様な視線で大成を見て、満足そうに笑みを浮かべた。

次回、ワルキューレ、レッド・ナイツと戦います。


スマホにヒビが入り操作ができず、データの移行や引き継ぎの操作がわからず時間が掛かり、終いには話が予定より進まず、申し訳ありません。


もし宜しければ、次回も御覧頂けたら嬉しいです。

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