表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君との日々  作者: Toki.
22/57

#22 テスト勉強1

帰り道は、雫の温もりを感じながら歩いた。


しかし、雫にあんな事をしてしまったから、明日は何を言われるか…いや、もう話してくれないかもしれない。


そんなの嫌だ。


後悔なんてしたくないけど…今回ばかりはやっちまった。


家に着いて、ベッドにもぐりこみどうしようかと考えていると、そのまま寝てしまっていた。


次の日の朝、何故か目覚めがよく、目覚まし時計をかけていないのに、いつもより三本早い電車に乗るには、十分な時間だった。


学校の支度をして、今日は雫に無視される覚悟で学校へと向かった。


三本早い電車は、同じ学校の人が全くと言っていいほどいなくて、神埼高校の制服を着た三つ編みモードの雫を見つけるのは容易かった。



「お、おはよう」



俺が声をかけると、やはり無視された。



「昨日は…その…抱きしめたりしてごめん」



俺は素直に謝ると、雫はこっちを向いて



「あんなの私が気にするほどでもない」



と言った。


『あんなの』と言われると、少しショックだったが、話をしてくれたのでよしとしよう。


「そういえば、今日はなんでこんなに早いの?」


家の学校は都会とはお世辞でもいえない場所にあるために、電車三本というと1時間以上時間が違ってくるのだ。



「知らないの? 今日から期末テストなのよ」


「え、まじか」



テストと言う悪魔が、今日からだったとは。


自宅謹慎が解けて、初日にテストとは…やってくれるな、あの先生。



「私は、勉強しなきゃいけないからね。そういえば、大地はテストどうなのよ?」



そういえば、この前の中間テストのときに、4科目赤点だから期末のテスト頑張らないと留年…とか言われたな。


そのことを雫に話すと『なにこいつ、馬鹿じゃないの?』みたいな顔をしていた。



「…はぁ、一緒に勉強しようか」



そんな顔をした雫から飛び出した言葉は、世界がひっくり返っても出てこないような言葉だった。


俺はその言葉に素直にうなずき、嬉しくて押さえ切れないニヤニヤが表へと現れてしまった。












学校に着くと、雫は誰もいないのを確認して、トイレへと入っていってしまった。


俺はトイレの横で彼女を待ち、1分ほどで出てきた雫を見て俺は驚いた。


いや、ありえないだろ。と心の中で呟くほどに。



「…何よ」



ボソッと呟く雫は、俺の驚きの表情にイライラしているみたいだ。


彼女の姿は、三つ編みモードではなく、美人モードへと変身していたのだ。


驚かないほうが、どうかしてる。



「し、仕方ないじゃない! 大地は有名人なんだから、一緒に居るところを見られると、私が友達に追及されるんだからね! この姿なら、誰にも『石上雫』って分からないし」



それはそうだけど、それはいくらなんでも大胆すぎじゃないのか?


しかし…制服を着ている美人バージョンの雫を見るのは、初めて会ったとき以来だよな。


「そ、そうだよなぁ」



一応、雫の言葉を肯定しておく。



「早く図書室行くわよ。あまり時間がないんだから」



図書室に着くと、雫の個人レッスンが始まった。


分かりやすく、丁寧に教えてくれる雫のおかげで、苦手だった数学もポンポン解けていく。


今日のテストは、話に聞くところ数学と、世界史らしい。


『世界史は渡されたプリントを頭に詰め込むだけでいいから』


と言われ、世界史は後回しにされた。



「そ、それにしても…大地呑み込みが早いわね」



30分も経たないうちに、数学の範囲が終わってしまったらしい。



「雫のおかげだろ」



雫と一緒に居ると、何故かやる気が出るんだよな。


もしかすると同じ教室だったら、俺は先生に優等生扱いされるかもしれない。



「それでも早いわよ…」



そういわれてみれば、絶対無理と言われていた、ここの高校にも一ヶ月勉強しただけで入れたっけ。


この高校にした理由も、結構近いし、明が行くから。で決めたんだよな。



「次は世界史か?」



俺が質問すると、雫は戸惑いながらも、「う、うん」と返事をして、世界史のプリントを俺に渡した。


プリントも分かりやすく書いてあり、15分で全部覚えきった。


その後、彼女と交互で問題を出しあったりして、時間をすごした。


その間、図書室の男子と、可愛い女の子がいるという噂を聞きつけて、駆けつけた男子たちの視線が雫に向けられていることは、言わなくても分かってもらえただろう。









勉強も終わり、雫は図書室を出て、雫目当てで来た男子たちを俺は睨んだ後、図書室を出て雫の後を追った。


「どこか、人が居ない場所ないかな?」と聞かれ、「特別棟の最上階になら、カップルしかいないから、女の子一人だと気にもされないよ」と答えた。


俺が雫と一緒に行くのはさすがにまずいと言うことで、彼女一人行かせ俺は教室へと足を運んだ。


雫目当ての男子が居ることは、どうせ気付いてないであろう雫にはあえて言わなかった。


多分俺が睨みつけたことにより、雫の後をつけるようなことはしないだろうから。



まぁ、そんなことしやがったら、ボコボコにして喋れなくしてやるけどな。


















勉強タイムでした。


正直、俺は学習能力が無いために


覚えたことをすぐに忘れます(っд;`。)スンスン




自分の文章能力が本当に足りない…。

バンバン訂正とか、こうしたほうがいいと言うアドバイスをくださると本当に嬉しいです。


net_touki_net@yahoo.co.jp にメールを送ってくださるか、


http://plaza.rakuten.co.jp/mlq84s/mailboxform/

で、匿名でのメッセージもできます。

宜しくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ