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君との日々  作者: Toki.
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#02 会いに行こう

これほど、昼休みを楽しみにしたのは小学校以来なのではないか。


いや、それ以上かもしれない。


4時間目の授業があと10分程度で終わる。


そう思うと、ドキドキが止まらない。


さっきの休み時間に、友達に聞いて『石上雫』は何組にいるのかを聞いておいた。


どうも、3組らしい。


あの子にもう一度会える…。


そう思うと、なぜだか笑みがこぼれた。


「きもちわりぃ」


そういうのは、隣の席で座っている明だ。


「うっせ」


「思い出し笑いか? 思い出し笑いする奴はエロい人なんだぞ〜。って、大地はエロいかぁ!」


きゃっきゃっと笑いながらそういう明の言葉は的外れだね。うん。俺は思い出し笑いじゃない。


「それとも、ニヤけてたのかな?」


そういわれると、俺の顔は熱くなった。


多分今は、『はい、図星ですよ』と言わんばかりの赤さだろう。


「お、大地ちゃんにも春が来たか。」


「ち、ちげぇよ。別に好きとか、そんなんじゃ…」


ねーよな? 俺。


「どんな子だ? 可愛いか? やっちゃったか? 何歳だ?」


どうも、俺の反応を見ながら質問をしているらしい。


「ま、まさか、片想い…」


その言葉に、俺は無駄に反応をしてしまった。


「うっそぉおおおおおおお!」


明の叫び声で教室全体をビクッとさせた。


「だから、そんなんじゃねぇって」


俺はそういいながらも、自分の顔が赤くなっているのに気づいている。


まさか、俺がもう女に惚れるなんてありえねぇ。


ありえないんだ。


明は叫んだ後、少し呆然としていたが、少し落ち着いたのか、今度は笑い出した。


「な、なに笑ってんだよ。きもちわりぃ」


「いや、お前がそんな顔するの、久しぶりだからよ」


クククと笑いをこらえてるつもりなのか、俺に喧嘩を売っているのか分からない。


無性にむかついて、俺は明の頭を殴ってやった。


「いてぇ」


そういいながらも、明はクククと笑っている。


付き合ってらんねぇ。


そんなこんなで、昼休みまではあと2分ほど。


2分間がこんなにも長く感じたのはテスト以来ではないのだろうか。


じーっと時計をみて、チャイムが鳴った瞬間に教室を出た。


俺は、1組だから、池上雫がいると言う3組は2個横の教室。


「なんで俺は、あんな可愛い子を今まで知らなかったのだろう」


俺は後悔をした。


3組まで足を運ぶと、俺は大きく深呼吸を3回ほどして、3組の教室のドアを開けた。


俺のことをみんなは怖がっているのか、一瞬俺を見て、目をそらす。


3組の中をぐるりと見渡したが、池上雫がいる様子は無い。


その辺の男子の前に立って、池上雫の名前を出してみた。


「あ、池上雫ですか?」


何度も聞くな。


「そうだ」


俺の返事で、俺が怖くなったのか、彼は恐る恐る彼女の方に指を指した。


その先には、楽しそうに喋る女子2人組み。


一人は髪の毛を三つ編みに結んで、眼鏡をかけた大人しそうな子。


もう一人は、髪の毛がセミショートのストレートで、活発そうな女の子。


「え、どいつ?」


俺はもう一度、男子に問いただした。


しかし、結果は同じ。


さきほどの二人のほうに指を指す。


その二人の後ろにいるのかと思ったが、やはりいない。


すると、俺の後ろから、


「石上さん、先生が呼んでたよ」


と、一人の女がそういった。


「わかった。ありがとう」


そして、石上が返事をする。


石上…? 雫!?


『わかった。ありがとう』と言った子は、さきほどの2人組にいた…


あの…三つ編みで眼鏡をかけていた女の子だった。









自分の文章能力が本当に足りない…。

バンバン訂正とか、こうしたほうがいいと言うアドバイスをくださると本当に嬉しいです。



評価で言いにくい場合は

net_touki_net@yahoo.co.jp にメールを送ってくださるか、


http://plaza.rakuten.co.jp/mlq84s/mailboxform/

で、匿名でのメッセージもできます。

宜しくお願いします。






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