#10 守ってくれる
最近、雫のキャラ設定が俺の中で少し変わってきてますorz
日曜日。
11時に雫の家前に集合。
土曜日に俺はそうメールを送った。
とうとう明日か。
そう思うと、今日はなかなか寝付けない。
羊を1300まで数えた所で意識が無くなった。
…やばい。
ただいまの時間、午前10時半。
俺は起床した。
「やっべ!」
時間が無い。
あと20分ほどで家を出発しなければならないのだ。
「なんで、マナーモードになってんだよ!」
俺は自分の携帯にイラついた。
髪の毛を即行でセットし、服を着替え、歯磨きをして、出発。
朝飯なんか食べてられるか。
走って雫の家の前まで行くと、雫はまだ出てきては居なかった。
「…間に合った」
雫の家に着いたときには、11時5分前だった。
息を整えてから、雫にメールをする。
『着いたよ』
それから5分後、11時ジャストに彼女は出てきた。
「…へ?」
俺のどっから出たか分からないような声とともに。
「何よ?」
「何よ…じゃないって、それ…どうした?」
「ど、どうしたって聞かれても…」
俺がどうした、と聞いたわけは雫に原因があった。
だって、ほら、あれ…。
「な、なんで三つ編みモードじゃないんだ?」
そう、今の雫は俺が最初に彼女にあった姿だったのだ。
髪の毛を下ろして、眼鏡をはずし、とっても美人モードの雫。
「なんでって…あんた、自分が有名って事を忘れてない?」
「へ?」
彼女は意味不明なことを言い出すと、面倒くさそうに答えた。
「私が、学校に行く格好で大地とデートしたら、私目立っちゃうじゃない」
つまり、雫は目立つのが嫌なのだ。
「この姿だったら、学校に行っても誰も私だってわからないからね。石上大地と何か関係あるのか? って、最近朋子に聞かれて困ってるんだから」
不貞腐れた表情の雫もまた可愛かった。
朋子というのは、どうも仲のいい友達のことらしい。
俺が定期を渡しに行ったときに一緒に居た人だと説明してくれた。
「まぁ、俺だって最初分からなかったからな。雫のあの変貌振りは。」
分かったら駄目なのよ。と彼女は言った。
「でも、大丈夫か? その姿で外に出るの、嫌がってたじゃないか」
俺がそう言うと彼女は少し俯いて何かを言った。
それを何か聞き取れない俺は、聞き返すと雫は俺の目を見て今度ははっきりと
「大地が…守ってくれるんでしょ?」
と言ってくれた。
予想もしていなかったその言葉に、俺はかなり戸惑ったが、「当たり前だろ」と答えておいた。
「それじゃあ、行きますか」
俺がそう言って駅へと足を運ぶと、素直に雫はついてきてくれた。
なんか俺たちカップルみたいだな。と俺が言うと、馬鹿じゃないの? と素っ気無く言われ
て、ショックを受けたまま目的地である遊園地まで行った。
自分の文章能力が本当に足りない…。
バンバン訂正とか、こうしたほうがいいと言うアドバイスをくださると本当に嬉しいです。
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宜しくお願いします。