表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

勇者「俺が、次の魔王……?」 魔王「そうだ。交代制だ。勝ち残りね」

作者: T
掲載日:2026/06/12

超短編です。

勇者「俺が、次の魔王……?」

魔王「そうだ。交代制だ。勝ち残りね」



魔王「くっくっくっ……。これが勇者と魔王、この世界で古より続く因縁と逃れられない輪廻だ。

   ──とか言った方がかっこよかったか?www」

勇者「死に際のセリフが長すぎる。

   もう負けてるんだからさっさとくたばってくれよ。

   その胸に突き刺さってるのは聖なる剣だよ」


魔王「なに、同じ故郷のよしみじゃないか」

勇者「は?」

魔王「ほら、地球だよ。同じ転生者。

   てかなんなら日本人。ANIME、SUSHIつってな」

勇者「は?」

魔王「なに言葉通じてない? 俺さっきから日本語で話してるんだけど」

勇者「うわ、なんか聞こえる。自動翻訳魔法がバグってるわ。

   ルーラで帰ったら王女に言わないと……」

魔王「あ、今ルーラって言った! うちらまじおなじ時代~」


勇者「さっきっから魔王のキャラ崩壊がすぎる件」

魔王「『○○な件』とかきっしょ笑 勇者くんまじオタクでキツいわ~」

勇者「なんで魔王がオタクに厳しいギャルなんだよ……」

魔王「いやだってウチ、TS魔王だから!」

勇者「女から男のパターンあるんだ。イヤな異世界転生」


魔王「そう! 前世はまじでギャルやってたの。

   今じゃ男の魔王ってね!

   きっと、だからギャルとしての自我が保ててるのかな?ってね」

勇者「……おい、なに言ってんだよ──」

魔王「ずっとわかってたんだ。こうなるって。

   アタシは、半分魔王で、半分ギャルの元勇者。どっちつかずのなりそこないだよ。

   言うの忘れてたね。魔王討伐おめでとう、〇〇君」


勇者「どうして、おれの真名をーー」

魔王「最後の一撃、かっこよかったよ。

   殺し合った仲だけどさ……

   もっと君を見ていたかったな」

勇者「待ってくれっ! すぐ剣を抜いて回復魔法かけてやるから……」


魔王「──だから、オタク君。また会おうね。

   今度はアタシが勇者になってやるんだから、ね──」


勇者「消え、た……?

   死にかけの身体で言うだけ言って……

   そんなの、ありかよ。

   ん? これって……」


魔王がいたところに、銀のペンダントが残っていた。

こんなものだけがあって、一体何になるというのか。

彼女の言うとおりなら、どうせ俺はもう魔王化してしまうのだから。


──いっそ記憶を全てなくして魔王になってしまいたい。


そう思ってしまってもしょうがないだろう?

きっと、歴代の魔王だってそうだったんだから。

……彼女を除いて。


もしかして彼女はまた勇者候補に転生するのだろうか。

なら、会ってやらなきゃいけないな。

ーー最強の魔王として迎え撃って、返り討ちにしてやる。


な、そうすれば、もう魔王になる悲劇の勇者は生まれないよな。


ありがとう。

どこかのTSギャル魔王よ。

お前は立派だった。

今度は、俺の番だ。



ーーそうして、後に歴代最強と恐れられる稀代の魔王が誕生したのだった。

ーーその魔王が破られたのは、1000年後のこと。

ーー史上初の女勇者による快挙と記録が残っている。


ネタ段階でした。いつか続きを書くかも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ