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エンゲブラ的なろう分析シリーズ

中国や韓国のなろう系テンプレあれこれ

作者: エンゲブラ

日本だけじゃなく、やっぱりあるんだね。中国や韓国にもテンプレが。


まずは韓国のなろう系テンプレ――


・ゲーム世界の現実化 → 自分はそのクソゲーの制覇者でチート無双


・守護星座という概念 → 過去の偉人などが「星座」となって主人公たちを後見


・神はこの世界の「設計者」という概念 → バグを起こす主人公と神が対峙


――後は現実世界モノでもそうだが、とにかく「回帰」するのが韓流なろうの特徴。すでに体験済みの未来を元にチート。攻略本ありで現実化したゲーム世界を無双するというものが多い。とにかく序列にこだわる国民性なのか、やたらと「ランカー」という表現が出てくる。



次に中国のなろう系テンプレ――


・主に武術家か仙人モノが主流 → 回帰もしくは直後の世界へと転生 → 直後の世界で無双する場合は前世でも主人公は既に達人の域


・実在する武術や一門がそのまま出てくる → 他作品ともクロスオーバー的な効果がある?


――華流なろうの特徴は仙丹というチート丸薬と秘伝の修行法の獲得での成長。レベルの概念は位階(境地)で現される。



女性向けの漫画は日本と変わらず大半が「貴族か聖女」もしくは「錬金術師か薬師」に転生。読んでいたラノベか、恋愛ゲーム内への転生ものが多く、そうでないものは不遇の死からの回帰モノ。イケメンたちに溺愛されながら、それに鈍感な主人公というエターナルお花畑設定は、日中韓変わらない。



個人的にオススメの中韓なろう系縦読みマンガ――


・「全知的読者の視点から」小説世界が現実化。作品読破者は主人公だけ。


・「俺だけレベルMAXなビギナー」クソゲーガチ勢。自分だけクリア経験のあるゲームの現実化


・「呂布の三国シミュレーター」呂布本人がなぜか何度も回帰して人生をやり直す


・「転生した外科医~華佗伝~」タイトルまま


――全部フルカラー。スマホ向け連載作品なのかな。


韓国系なろうで一番謎な設定は、VRヘッドセットで楽しんでいたゲームが現実化したからと言って、主人公たちがゲーム世界と同様に現実でも肉体を自在に扱えてしまうという点。この不可思議にはいっさい触れず、突き進む作品ばかり。まさに韓国でも、なろうはなろうなんだなと苦笑い。


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