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第二十話 ポーと夕餉。 其の二

今日は私の住んでいるところでは、雨です。

みなさんがお住いの地域ではどうですか?

北海道とかでは雪が降るところもあるらしいですね。


サブタイトルの夕餉の通り、晩御飯をまたみんなで食べます。

あるあるをするのはだれか? だれでしょうね。


では、また。


「どうじゃろう? 聞いたことはないが、いないとは言えぬな」

「これから渡りそうな人は?」

「おるにはおる。我の弟じゃ。我が国の海の向こうにも国があると聞いて、行ってみたいと目を輝かせておった」

「名前を教えてもらっても、いい」

「無論、よいぞ。清国きよくにじゃ。白清国と申す」

 ミーナは衝撃を受けたのだが、事前に心構えをしていたので、表には出さずに済んだ。

「ミーナたちと同い年なのだが、ミーナたちのほうがよほどしっかりしている。清国にも見習わせてやりたいわ」

 清秀はそう笑った。

 ミーナは確信した。

 だからこの盤上遊戯には全精力を注ぎこもうと誓った。

「この間の夕餉ときにもおったはずじゃが、いろいろとあって紹介するのをすっかり忘れてしまったようじゃな。今日も食べていくのであろう? 今度はきちんと紹介する」

 清国は同い年であるし、清国と呼び捨ててもよい。

 もし無礼だと刀を抜かれても、我の名前は出してくれるな。

 清秀の冗談に、ミーナも笑った。

 トイレに行っていた四人が帰ってきて、勢い、上がり座敷に集まった。


 夕餉の席は前回と同じ場所に設けられた。格式ばってはおらず、宴会のようになったのも、前回と同じだ。

 笑い声が絶えない楽しい食事になった。

 たしかに、白清国であろう人物は、いた。

 それも、清正の隣も隣に、だ。

 それも前回と同じなはずなのだが、記憶に残ってはいないのがミーナは不思議だった。

 でも、不思議だ不思議だと首をかしげながら話を聞くのも失礼なので、聞いたり食べたりしているうちに、清国を気にすることもなくなっていった。

 白家の面々はよく食べ、よくしゃべった。酒を飲まないのは、五人に気を使ったからなのか、夕餉時には飲まないという決まりなのか。

 ポーにすると、酔った人間は大人も子どももどう扱えばよいものかわからないので、いいことではあったのだが。

 夕餉が終わると、開け放たれた襖から心地のよい風が吹いてきた。

 ペイズは懐から懐中時計を取り出し時刻を確認した。

 ホムラ国でも一か月くらい経って日が伸びたのだと気が付いた。


「ペイズ、それはなんじゃ?」

「時計です」

「時計! それがか。見事なからくりじゃな。見せてはもらえぬか」

「もちろん、どうぞ」


 ペイズが立ち上がって渡しに行こうとしたのを、小姓が近寄って声をかけ止めた。

 小姓が受け取って清正に持って行った。


「ほほう、見事。もう七時を回ってしまうのか。それだけ楽しい夕餉じゃったということじゃ。よきこと。月のしずくも潤沢じゅんたくにある。今度は一か月と言わずにこちらに来られる。しかし、そうなると貴公らが貴公らの世界の時間よりどんどんとときが離れてしまうことになる。それはまずかろう。貴公らはよいと言ってくれるかもしれぬが、元はこちらの我が儘。それに付き合わせるのも心苦しい。明日、来てくれ。そこで三、いや二時間でもいい。話をして、盤上遊戯の本番までにどれくらい行き来するか、決めようではないか」

 五人は肯いた。父上、と清秀が目配せをした。

「おお、そうじゃ。清国のことをまだ紹介してはいなかったな。前回はこやつ、大切なときだというのに風邪などひいてしまってのう、床に伏しておったのじゃ。清国、挨拶を」


 清国の挨拶を聞きながら、記憶違いをしていたとミーナは可笑しくなった。

清国はまだ十歳でこれからどうなるのかはわからないが、同い年のポーたちと比較しても体は小さいほうで、しかし顔立ちには気品があり、鼻筋や目の辺りは清正に似ていて、血を引いていると一目でわかった。

 少し恥ずかしそうな挨拶の最後を、兄上から聞いている、同い年でもあるわけだし、我のことは清国と呼び捨ててもらっても構わん。

 盤上遊戯で、我ら白家に勝利をもたらしてくれると、信じているぞ。


 と締めた。

 拍手が起こった。

 白家の人たちは毎日こんな馬鹿騒ぎをしているのだろうかという疑問を五人は持ったが、五人の誰もが白家の人たちに悪い感情を持つことはなかった。

 その場にいる全員が笑顔で、笑いが絶えず、夕餉が下げられてから、それじゃあと、名残惜しいと思いながら、五人は呪いの言葉を言った。


 学校が終わって、公園で宿題を終わらせて、いったんそれぞれの家に帰ってからまた例のごとくペイズの家に集まって、そうして五人は時を渡った。

 そのことは昨日の帰りしなに言ってあったので、混乱を招くことはなかった。

 今度は朝雲が待っていた。

 今日は夕餉の前に帰ってしまうのかと、大将軍様は残念がっていましたよと、微笑んだ。


 二時間という制限の中で、五人と清正、清秀、朝雲、氷雨、豪山は意見を出し合った。

 月のしずくを民の病を癒し、怪我を治すために使い、田畑に撒いて豊作を願い(実際に月のしずくを撒くと豊作になるという結果が残っているのだ)、大将軍家の神棚に捧げたそうだ。

 それでもまだ風呂にして浸かれるほど月のしずくはあり、また祠に行って、時の指輪を月のしずくに浸す。

 その日の二時間では足りなかったので、また明日、二時間と約束をして。


そんなにペコペコ謝るな。とお思いになられる方も

いらっしゃるでしょうが、やっぱり昨日のミスは自分でもがっかりです。

なので、今回も謝らせていただきます。すみません。


今日はなぜかいつもより三十分も早く目が覚めて、二度寝もできなくて

パソコンに向かっている時間が多く取れたので二話投稿できましたが、

次に同じ間違いをしても二話投稿できるかは、もちろんわかりません。


謝ってばかりなので、感謝の気持ちも言っておきたいと思います。

わたしの小説をお読みくださってありがとうございます。

まだ評価やブックマークはつけてもらっていませんが、

毎朝確認して、昨日は何人見てくださったんだ、と思うと

とても嬉しくなります。励みになります。頑張ろうと思います。

これからもよろしくお願いします。


では、またお逢いしましょうね。

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