25.塩対応で、はじめたら(前編)
スピノ伯爵邸の貴賓室。
先日までは、ユージェ・ヨーバルが主人のように振る舞っていた場所。
だが、この日のあるじは、彼女ではなかった。
「お父さま。お呼びと伺いましたわぁ……」
よく鍛えられた体躯を持つ壮年の男が、長椅子に座して茶を飲んでいる。
「座れ」
端的な指示が下され、ユージェは黙って男ーー父であるヨーバル伯爵リオパルト、その人の向かいに腰掛けた。
白髪の執事が音もなく近寄り、伯爵に二杯目の茶を注ぎ、続いて流れるようにもう一組の茶器を整えて、ユージェにも茶を淹れた。
「話をする。しばらくは良い」
伯爵の言葉は常に短く、そして相手を従わせる力がある。執事は一礼し、速やかに伯爵の背後へ控えた。
「失敗したそうだな」
伯爵の声は、娘に向けるものとは思えないほど冷え冷えとしている。
ユージェと同じ、すみれ色の目にも感情は見えない。
だがユージェは気にしていなかった。父はいつも、こういう人だったからだ。
彼女は愛らしく小首を傾げ、艶を含んだ声で訴えた。父に限らず、ユージェはそれしか方法を知らない。
「勇者さまには、あり得ないことを言われてしまいましたの……」
「どのようなことだ」
「留まりたいならば、あたくしも農民になれ、と。酷いことをおっしゃって。あたくしの言葉は聞き入れてくださいませんでしたわぁ」
伯爵は茶を一口飲んだ。
「なぜ断った」
「え?」
「口先だけでも農民になると言いさえすれば、勇者の元に留まることができたであろう」
「それは……あり得ないことですもの」
「あり得ぬと言えば、全てがあり得ぬ。あの勇者が農業魔法も使えぬ身で、農民になると言ったことも。お前が勇者の領の代官となったことも、だ。今更、一つ二つ増えてもさして変わらぬ」
「でも、でも、皆も言っていたのですもの。このような酷いところに居るべきではないと。このあたくしが農民になるなど、とんでもないとも」
「お前は、私の言うことを聞いておれば良かった。それがまさか、周りのくだらぬ妄言の通りにするとはな」
伯爵は淡々とした声で、ユージェの言い分を切り捨てていく。
「あの勇者はな。腑抜けた顔をしているが、侮って良い者ではない。辺境に眠らせておかねばならぬ。枷を付けられれば最良、できぬならば、せめて鈴を付けておくべきだった。お前は、そのどちらにも失敗した。使えぬ娘だ」
「待って、お父さま。あたくしは、使えない娘ではありませんわぁ。それは、あの娘が」
「……落ち度はもう一つある」
伯爵の視線が、すっと動く。
ユージェではなく、その背後。
いつもなら「彼女」の定位置であった場所ーー感情の篭らない目で、そこを見ている。
「あの者はどうした」
「イヴは……勇者さまの領地から帰ってきたら、居なくなってしまいましたわぁ。行方は分かりませんの」
「あれを目立つ場に出すなと言ったはずだ」
「もう……イヴがあたくしの妹だなんて、勇者さまはご存知ないもの。護衛無しで外出してはいけない、とおっしゃったのはお父さまでしょう……?」
「…………」
「あの子は魔術師だから、どこへ行っても大丈夫ですわぁ……あたくしと違って。ちょっと可哀想になったから、自由にしてあげましたの。お父さま、代わりを用意してくださらない? 外出ができないのは不便ですもの」
「代わり、か」
伯爵の口許が、珍しく小さな笑みを作った。だが、それは温かみのあるものではなく、凍て付くような嘲笑だった。
「代わりは居らぬ。我がヨーバル伯爵家は筆頭魔術師をはじめ、数名を解雇することになった。役に立たぬ者の護衛などに割く余裕はない」
「解雇……?」
「魔術師団から階級登録の不備を追及されている。奴等の介入を避けるには、そのようにせざるを得ない。その原因であるお前が、代わりを要求するとはな」
「あ、あたくしが何をしたとおっしゃるの? お父さまーー」
「ユージェ。お前の侍女と従者は入れ替える。上から下まで全てだ。お前はしばらく辺境伯領の代官として留め置くが、決められた場所以外への外出は許さぬ。もとより、実務はキラップの手の者に任せる予定であった。お前が何もせずとも問題は無い」
「お父さま?!」
「話は終わりだ」
親子とも思えぬ二人の会話は、そこで幕を閉じたのである。
人々は噂するだろう。
リオパルト・ヨーバル。
用心深く慎重で、時に狡猾、冷血で知られる男が本性を露わにし、一人娘さえ役立たずとして見捨てた、と。
「ーー儘ならぬものだな」
王都ヨーバル伯爵邸で、リオパルトは独白する。
「ただの臆病者だと言うのに」
娘たるユージェを処断したのち、彼は速やかに王都の拠点へ戻ってきた。
当主のための執務室で、他者を遠ざけ、リオパルトは一人、椅子に座している。
恐れるものが多いからこそ、彼は常に先手を打って立ち回ってきた。
だが今回は、珍しく勘を外した。
娘の教育を人任せにしていた、つけが出たのだろう。
理由を挙げるならば、ここ数年は非常に多忙だった。
ヨーバル領の一部が魔王軍の侵攻を受け、彼は領地へ赴いて対応しなければならなかったのだ。
伯爵家には、後継の男子がいない。
ゆえに彼自身も何度か兵を率いた。
おぞましい戦いだった。
魔王軍は魔族と、使役される魔物の混成である。
そのどちらもが、傷つくことも死ぬことも厭わず、狂乱して襲い掛かってくる。
伯爵は後方での指揮に徹したが、危うい局面も何度かあった。
それでも、結果的に彼は生き残り、領地と民と、自らの地位を守った。
しかし、手が回らずに失ったものもまた、大きかったという訳だ。
伯爵は執務机の引き出しを開けた。
奥まった場所から、小さな箱を取り出す。
布張りで飾り気のない、地味な箱だ。
引き出しは普段、鍵を掛けている。使用人にも、決して触らないように言ってある。
だが。
この屋敷の者を完全に信用することは、もうできない。
忠誠心が無いのではない。
しかし要らぬことをする。
当人は「あるじのため」と思っているから、たちが悪い。なまじ悪意があるよりも厄介だ。
以前から、そのような傾向は無くもなかった。特に、侯爵家の姫であった妻が連れてきた使用人達には。
彼が王都を離れている間に、それが悪い意味で顕著になっていたらしい。
その只中で育ったユージェが、ああなってしまったのはーー当然の成り行きだったのかもしれない。
父さえも知らぬことではあったが。
「今更、時は戻せぬが……な」
勇者トールには会ったことがある。
ヨーバル領の近くで魔王軍の大攻勢が起こった際、救援に派遣されたからだ。
全く強そうでもない、そこら辺にいそうな青年に見えた。
それが怒涛のように押し寄せる敵を、いとも簡単に薙ぎ払い殱滅していった。
周りの兵は歓声を上げて勇者を褒めたたえたが、リオパルトは悪夢を見ているような気分になったものだ。
よりによって、その勇者に。
自分の娘と使用人どもがやらかすとは。
戦がようやく終わり、彼も気の緩みが出ていたのであろう。
無様な読み違えをしたと、伯爵は自嘲した。
十年以上も仕舞い込んでいた箱を、リオパルトは開ける。
髪が一房入っていた。
元はもっと艶やかな銀色だったはずだが、色褪せて乾き切っている。
彼はそれを手の平に載せ、低い声で魔法を詠唱した。
「小さき炎よ、燃やせ」
彼の魔力は多くはないが、戦闘のために訓練を積んでいる。
魔法は正確に発動し、他のものを傷つけることなく標的のみに食らいつく。
銀髪は瞬く間に燃え上がった。
微かに懐かしい香りがした。
髪の持ち主が生きていた頃、好んでいた香りだった。
いつも控えめな大人しい女だったが、娘を一人残して死んだ。
伯爵が密かにイヴと名付けた、その娘も既にいない。
手許から飛び立っていってしまった。
長いこと戦いの場に在って、リオパルトは冷然と部下達に命じてきた。
前へ出て戦え、と。
貴族として、領主として、指揮官として当然の行いだった。
だが一人だけ、どうしても自分よりも前に立たせることができない者がいた。
だから理由を付けて遠ざけた。
あれは使えない娘だと言い続けた。
そんな愚かしい茶番劇も、役目を終えた。
心の隅に居座り続けた未練も、もう消しておくべきだった。
一房の髪は燃え尽きる。
そして細かな灰と化して、男の指の間からこぼれ落ちていった。
✳︎✳︎✳︎
飛んできた斬撃が風を裂いた。
トールは横に動いて避ける。
また攻撃が来る。
それもかわす。
先程から、その繰り返しだ。
「フロウさん強いな……」
剣を振っているのはフロウである。
だが顔つきが普段と違う。
フロウの容姿は整っているが、表情が乏しく、物静かなこともあって影が薄い。
騒々しいジョーの後ろに控えている副官、である。
ところが今は、目がきらきらと輝いている。
頬が少し上気している。
口角がわずかだが上がっている。
嬉しそうだ。
機嫌よく美しいその顔で、シャレにならない攻撃を次々と繰り出してくる。
かえって恐ろしいと言えなくもない。
(意外と脳筋というか戦闘狂だったというか)
手合わせを頼んできたのはフロウの方だ。
最初、トールは断ったが、熱心に食い下がられた。
「一度だけでも構いませんので」
「俺、別に剣術の達人じゃないよ。三年前まで武器を持ったこともなかったくらいで」
「今はお強いのですから問題はありません」
「問題あるよ?! 勇者の力を引き出せるようになると自動的に攻撃力とかも上がるってだけ」
「興味深いお話です。ぜひその攻撃を受けてみたいのですが」
「対魔王用で人間に使うやつじゃないから! フロウさんに怪我させたらジョーに殺されるだろ。無理だって!」
「ジョーは剣術どころか武芸全般が嫌いです。勇者殿にかすり傷一つ付けられませんから大丈夫です」
「絶対大丈夫じゃない」
「ですから私が強くなる必要があります。負けても本望です。なので手合わせを」
「えー……何だろ、凄い惚気を聞かされたような……」
「惚気ではありません。ジョーは弟のようなものです。年長の姉として、庇うのは当たり前ではありませんか」
「そんな年の差があるように見えないけど」
「三日と半日も違います」
「それ同い年って言わないか。異世界だと違うとか?」
「とにかく私は勇者殿の強さを全身で感じてみたいのです。刻み付けておきたいのです。どうかお願いいたします」
「発言が危険になってきてる?!」
フロウはこれまで冷静な言動しか見せてこなかったのに、まさに豹変の有様だ。
彼女が何を言い出すか分からなくなったため、トールが根負けしたのである。
しかし、手合わせしてみるとフロウが想定以上に強い。
女性の身で小柄なのに、攻撃に速さも重さもある。
恐らく身体強化の使い方がうまいのだ。
保有する魔力もさほどではないはずだが、必要な瞬間に限って魔力を込め、効率的に戦っている。
天性の才能に加え、後天的な努力の積み重ねだと思われた。
一方、トールの強さは本人が言った通り特殊である。
しかも持っているのはイクスカリバーだ。勇者の力というのはイクスカリバーやイージィスと不可分のものだそうで、トールは召喚されてから他の装備品を使ったことがない。
が、イクスカリバーはトールが意志を込めると、ほぼ何でも両断できてしまう性質を持っている。
そのせいでトールは対人戦が大の苦手なのだ。
真っ二つにしたり消し飛ばしたりしても心の痛まない悪人ならともかく、相手はフロウ。
彼女が優秀な剣士であるだけに、手加減も難しい。
冷や汗をかいているのはトールの方で、迂闊に反撃もできず逃げ回っている。
「何やってんだ、トール」
「朝からまあ、お熱いこったね」
いつの間にかフェンとマーシェが呆れ顔で見物していた。
場所は、城館の裏手にある練武場だ。
最初はフロウとトールしかいなかったのだが、日が昇って少しずつ人が増えてきている。
「フロウ! なんて無茶をしてるんです?!」
ジョーが慌ててやってきた。
後ろにセレストがいる。どうやら彼女が気を効かせてジョーを連れてきたようだ。
「ああもう! フロウの悪い癖が出ましたか。たまーに僕の寿命が縮まりそうなことをするんですよ! いつもは大人しいんですけどね……」
心配そうに目を細めるジョー。
「魔王に単身で挑むようなもんだからねえ。よくやるよ、フロウ殿」
「セレストがいるし、トールもそのぐらいはな、どうにかするだろうよ。即死しなけりゃ大丈夫そうだがな」
「最善を尽くしますけれど、わたくしにも治せない場合はありますよ?」
「聖女殿……、僕にとどめを刺しに来てます?」
仲間達とジョーが勝負の行方を見守る中、ついにトールがイクスカリバーを閃かせる。
どの程度ならフロウに怪我をさせずに済むか、トールなりの見極めがついたらしい。
フロウが後ろへ跳んで距離を取った。
「勇者殿の本気を見せていただけるのですか?」
「いや、死ぬ気で本気出さないようにしてるんだけど」
「ふふ、そうですか。光栄です」
子供のように屈託のない顔で、フロウが笑った。
「私も魔力を使い果たす訳にはいきませんが……参ります!」
フロウが踏み込み、鋭さを増した剣撃が浴びせられる。トールが防ぎ、イクスカリバーから青い火花が散る。
噛み合う刃を挟んで、一瞬だけにらみ合った。
一度剣を引いたフロウが、地を蹴って跳び上がる。
そして猛禽が舞い降りるように、トールの頭上から襲い掛かった。
「ちょ、待った! フロウさん、やり過ぎーー」
真っ直ぐ振り下ろされたフロウの剣と、イクスカリバーが激突した。
無形の衝撃波が生じた。
同時にフロウが弾き飛ばされる。
彼女は咄嗟の反応で受け身を取り、ごろごろと地面を転がったものの、すぐに起き上がった。
ところが、そこで身体がふらついて膝をつく。
「ーーフロウさん、怪我してない?!」
トールが急いで歩み寄る。
「かすり傷くらい……ですが……」
「あ、良かった。イクスカリバーを抑え切れなかったから、どうしようかと思った」
言いながら、トールはイクスカリバーを異空間に収納した。
手合わせはこれで終わり、という意思表示だ。
「……お手数を掛けて申し訳ありません」
フロウに手を貸して立ち上がらせると、彼女は小さな声で謝った。
「こっちこそ、すまなかった。勇者の力を使わないと俺なんてこんなものだし、失望させたんじゃない?」
「いえ。勇者殿は、普通の物差しでは測れないことが分かったように思います」
フロウは身体に付いた土を払いながら、眉を寄せる。
「それと、その……先程のは何ですか」
「どこか痛む?」
「いいえ。まるで痛みが無いのが、逆に不自然なのですが」
「あー。そういうこともある、ってことにしといて。詳細は言えないけど」
勇者固有スキル〈献身〉。
イクスカリバーの反動でフロウが受けたダメージは、トールが代わって引き受けた。
だからフロウは立っていられる。
〈献身〉はこのように便利な反面、危険なスキルでもあり、トールはなるべく秘密にしている。
極端な話、数十人あるいは数百人単位の肩代わりで〈献身〉を使えば、トールでも死ぬからである。
仮にフロウが負傷しても死にはしなかったはずで、セレストに治療してもらうという方法もあったーーむしろ普通はそうするーーのだが。
「俺が未熟なせいだったからなあ……」
イクスカリバーを制御し切れなかったのは、明らかにトールの過失だ。焦りが出て、ついスキルに頼ってしまった。
だが、詳細は言わずとも目敏いジョーならば、色々と察してしまうであろう。
トールは多分、後で仲間達に怒られるはずだ。
「トール! 判断が甘いよ。全くあんたは何でそう、阿呆なことをやるんだか」
案の定、近寄ってきたマーシェから言われた。
「フロウ、君も何してるんですか。僕はこのままだと、心労のあまり早死にしますよ?」
ジョーはいつもの飄々とした様子だが、目が笑っていない。
「……反省してるよ」
「申し訳ありません、ジョー」
飼育係ならぬお目付役の両者に、厳しい説教をされるトールとフロウであった。
✳︎✳︎✳︎
トール達は結局、数日にわたって滞在している。
セレストとフェンは、神官クレイスら三人と共に地力回復を手掛け、トールは町から遠出して、勇者的開拓をして回ったのである。
マーシェは複雑な魔法を使えないが、ジョーとフロウの仕事を細々と手伝っていたようだ。
「冒険者ギルドの支部をね、早めに立ち上げた方がいいと思うのさ。スピノエス支部で仕事にあぶれてるやつがいれば、こっちに来てもらってもいい。伝手で頼んでおくよ」
元冒険者の彼女らしく、そんなことも言っていた。
そんなある日。
トールは馬を飛ばして、イナサの町から離れた場所へやってきていた。
町の周囲の開拓は終わらせたので、視察を兼ねて遠出している。馬に身体強化の魔法を掛けてもらい、勇者のスキルも併用した力押しで、ここまで強行突破した。
位置としては、ややトールの屋敷寄りだが、訪れたことは一度もない。
「この辺だと思うんだけど」
一帯の荒野を眺めて、トールはつぶやく。
ーー何者かの気配を感じる時がある。
その話はまだ、仲間達にも伝えていない。
今はジョーやフロウ等をはじめ、大勢の人が周囲にいる状況である。勇者であるトールが不用意な発言をすると、余計な混乱を招くだろう。
相手の正体も分からない。
それを確かめるための視察でもあった。
トールは馬を降り、しばらく無言で、周囲の気配や魔力を探った。
風がびゅうびゅうと吹いていく。
空は晴れているが、本当に淋しい景色だった。
傍らの馬が、鼻を鳴らして顔を寄せてきた。
「ああ、この辺には草も水も無いし、馬にもつまらないよな」
馬の首筋をそっと叩いてから、再び騎乗して移動する。
数回、同じことをしてーー。
「ーー見つけた!」
ようやく「何か」が引っ掛かる。
トールは自分の気配を隠しつつ、そちらへ向かった。
ーーまず、目に入ったのは一匹の魔物だった。
地球の生き物に当てはめれば、毒々しいほど真っ赤な鰐。体長は十メートルほどもある。
トールが探していた「何か」の片割れだった。
だが、鰐の魔物はかなりの強さではあるものの、所詮動物のようなもので知能はさほど高くない。
気配を隠したり、トールから逃げようとしたりする知恵は無いだろう。
ゆえに問題は、もう一体の方だ。
魔物の前に、別なる異形の存在が立っている。
鰐に比べれば小さい。
人間に似ているが、人間ではない。
(ーーあいつか)
時折、遠くからトールを見ていたのは。
魔族だ。




