二郎鍋を作ってみました ~なろう系と二郎系~
皆様はラーメン二郎に行ったことがあるでしょうか?
たらこは数回だけあるのですけど、完食する自信がないのでもう行かないと思います。
若いころに友人と行ったことがあるのですけど、あの量を全部食べ切るのは至難の業。
年を取った今の身体では、胃袋がとても受け付けません。
全てを食べきるのは困難を極めるでしょう。
しかし……もし自宅で二郎が楽しめたのなら……。
なんて思って、検索してみると、それっぽいものがいくつか出てきました。
なので、ちょっとたらこもやってみようかと思い、挑戦の記録をレポにまとめようかと。
ただ前置きをさせて頂きますが、二郎系と言っても、あくまでもどきです。
スープを自前で作る本格派レシピではありません。
そのことを了承の上、お読みいただきたいです。
はい、では早速。
キャベツを半玉ざく切りに。
もやしは袋から開けてだします(二袋)
豚はこま切れ肉を一パック(300gくらい)
鍋にお湯を沸かして、適当に出汁を取ります(おい
出汁は何でとってもいいですけど、だしパック使うと良いかな。
鰹節、昆布、干しシイタケは合うと思いますけど、煮干しは微妙かな?
まぁ、大量に入れなければなんでもいいかと。
買ってきた市販のラーメンスープの素を入れます。
種類はなんでもいいのですけど、豚骨系と醤油系を混ぜるとそれっぽくなります。
一番のおススメは「千里眼」の「にんにく豚骨醤油」鍋スープの素があるので、それを使うといいかもです。
適当に切ったキャベツを放り込み、その上にもやしを乗せ、豚バラ肉を丁寧に載せていきましょう。
さらにその上に、最近話題のエスビーから発売された「やみつきニンニク背油」を乗せましょう。
背油が乗ることでそれっぽい雰囲気を醸し出します。
味がちょっと濃いのでスープの味と相談しながら量を決めて下さい。
完成です。
……え?
ラーメン?
んなもん最初に入れたらのびのびになって、おいしくなくなってしまいます。
これはあくまで鍋ですから、麺は最後に取っておきましょう。
天地返しなんてしなくていいです。
麺の種類はなんでもいいと思います。
鍋用の麺を使ってもいいし、生袋めんを茹でておいて最後に入れてもいいし。
普通のラーメンを食べる感じで楽しむと良いと思います。
最後に、この鍋は油が酷いので、後処理が大変だったりします。
スープは何かに吸わせてその日のうちに処分した方が良いかも。
シンクに流すととんでもないことになりますよ。
書いてて思ったのですけど、もうこれ二郎系とは言えませんね。
ただの豚骨醤油ニンニクラーメン鍋です。
タイトル詐欺ですね、すみません。
でもまぁ……これくらいでちょうどいいと思うのですよ。
あんまりがっつり食べなくても、ちょうどいい量が楽しめると思います。
野菜もたっぷりとれるしね。
これ読んで、二郎系をなめるなと思った人、すみません。
たらこはそこまでこだわりがないのです。
じゃぁ、なんで二郎系なんてタイトルにつけたのか。
やっぱり……名前の持つ力ってすごいじゃない?
二郎系って言うだけでどんなラーメンか想像できちゃうしね。
実際、インスパイア系のお店は腐るほどあるし、たらこの住む街にもG系と称して二郎系ラーメンをメニューに入れているお店があります。
たくさんマネされるってことはつまり、それだけ優秀な商材ということですね。
ある種のテンプレと化しているのかもしれません。
これ、なろう系にも通じるところがあると思うのですよ。
なろう系って言えば、どんな内容の話か想像出来ちゃいますからね。
期待したものが、期待通りに出てくる。
この安心感っていったらないです。
なろう系と呼ばれる作品群も期待に応えられた作品だけが上へ行くので、世間一般で言われるなろう系への評価も妥当と言ったところでしょう。
主人公最強。ハーレム。無条件で全肯定。
正直、たらこは胃もたれします。
葛藤も苦悩もせず、やることなすこと全てが上手くいく。
敵役を散々痛めつけて正義の味方気どり。
……勘弁してほしい。
でもまぁ……そう言う話が需要あるって言うんなら、仕方ないですよね。
世間では人気がありわけですから、ずれているのはたらこの方なのでしょう。
二郎系もなろう系も優秀な商材なのだと思います。
だからこそ、手を出してみたくなる。
たらこもその魅力に抗えませんでした。
自分が受け付けないと思ったものでも、それを理解して受け入れようとする。
あるいは自分なりに形にしようと挑戦してみる。
これってとても大切なことだと思うのです。
ただただ嫌いだ、無理だと言って、世間の流行から目を背けていても、面白い物はかけないとたらこは考えています。
何事もチャレンジしてみることが大事。
失敗や試行錯誤から得られた経験は、のちに生み出される作品を面白くする最高のスパイスになる。
たらこはそう思うのです。
おまけ。