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自分以外が異世界転移。俺だけハブられた  作者: 耶麻焼野原
対策と覚醒
23/53

理由

その後キリュウが近くに居たエルフに話しかけて転移陣の個人登録とやらを済ませた。


これは敵に利用されず味方が自由に使用出来るようにエルフが改良に改良を重ねたモノだと三南は説明された。


驚く事に説明したのは最初に出会い三南をブッ飛ばしたジオザというエルフだった。


申し訳無さそうに説明するジオザに礼を言い握手をすると驚いた表情になるジオザ、本当に存在力が大量に供給されて驚いたと言っていた。












という訳でブラジルである、正確な地球の裏側ではないが問題無いとキリュウも三南も判断した。


「先ずは三南が存在力が発揮出来ねぇ理由は、二層の殻みたいなのがあるからだな。」



「さっき言ってた存在力での影響の緩和か?」




「そうだ。 まぁ言っちまえば地球でも大昔なら神やら英雄やら居たんだろ? 緩和が主題で外から殻を破るのは一層なら簡単だ。」



「一層を破ったのは英雄、二層目を破ったのが神って所か?」




「まぁ大体合ってる。 正確には一層目が無い時代に二層目を破って大暴れしたから二層目が生まれたってとこだな。 英雄は自力で一層を破れた人間、もしくは一層目が無い時代の神の子孫だったから最初から半端に力を発揮できる才能があったか……正確には知らねぇな」




「納得はしたが、その説明必要か?」




「あぁ必要だな、お前の部屋は吹っ飛んでたが跡地に一層目を破りかけた英雄少し前クラスの守護の残響が残ってた。 平穏であれ安寧あれ無事でいろ加護を……そんな願いが感じられた」




「爺ちゃん、祖父だな。 まあ気付いてたよ、俺は御守りを飾り始めてから悪夢どころか騒音すら感じなかった。 俺が特別な訳が無い、なら人類滅亡から誰が俺を護ったか……爺ちゃんしか居ない。」




人類の唯一の例外となった三南だが、エルフから聞かされた時点でほとんど理解していた。



祖父が自分を護ってくれたのだろう。



感覚的に確信していた、絶対に間違い無いと分かっていた。 だから話題にもしなかったし、唯一自分が残った事実だけを見つめていた。




「正直爺ちゃんが連れ去られなくてよかったよ、他の人には悪いけど爺ちゃんは80億より重いから俺が冷静に何かを考える事は無かっただろうな。」



「知ってたんならいい、流石にあのレベルの愛情に無自覚だったら自覚させねぇとって思ってな。んじゃ次は地球の生物とオレの世界の生物の存在力の比較だ。」



それだけの願いが破壊された部屋の跡地で感じられるのに三南は80億分の1になった奇跡の理由を疑問に感じていないようだった。



本当に無自覚だったら問題だったが余計なお世話だったか、と苦笑いしながら次の話題に移る。

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