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その身ひとつで無人島生活  作者: 進化の限界その先
3/5

なんで助かったの

奇跡とは人と共にある

 「奇跡についてのレポートを書かなくてはいけないなんて。」

 

 大学の課題レポートに教授が選んだ課題がこんな曖昧な物なんてぼやかずにはいられない。

 だが僕は先日12chの掲示板へ流れて来たオカルト板に奇妙な動画を見つけていた。

 何とグアムの奇跡と呼ばれた航空機事故で行方不明者がいた証明と名を打った動画だった。

 グアムの奇跡は去年話題となった事故だし、散々ワイドショーでやっていたからつい見てしまった。

 動画作成者はリカバリーを趣味としていて、たまに捨てられている物を修理する動画をよくあげる人らしい。

 動画の中で1人の男性があれよあれよと危機を回避して高度1万メートルから助かる映画の様な迫力が有った。

 ワイドショーで死ぬ程見た、機体が子供の撮影から映る所から、機内をグルグル撮影すると一度切れ、次の瞬間から穴に吸い込まれる男性と共に映像が始まっていた。

 男性と共にカメラは海の中に水没してしまうが、映像を分析したオカルト板の住人が速度の計算をする限り落下ダメージはほぼないそうだ。

 僕は教授から課題を出された時、昨日みた動画の事を書きたくて仕方なかった。

 僕は動画内に登場した巨漢に見覚えが有った。

 彼は高校の友達の親で、印象的だったので覚えていた。

 事故に遭ったとは聞いていなかったが久しぶりに友達に連絡を取ってみる事にした。

 連絡してから会うまでは、とんとん拍子で進んだ。

 彼はこの時の事を誰も聞いて来ないから話したがっていると言っていた。

 間違い無く皆んな気を遣って聞かないようにしていたんだろうと思ったが、これも課題の為と自分に言い聞かせて会う日程を決めた。

 

 久しぶりの友達との会話と、なぜ事故機に乗っていた事が分かったかを話した。

 しばらく話していると扉から巨漢が現れた。

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