表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ひとつのラジオが繋ぐちょっと大人な恋の話。

雲に隠れる月、薄明かりの街灯、


いつもの、夜の匂い。


滝 羽菜子は走っていた。


これでもかと連打したエレベーターのボタンは点灯し、扉が開く。


「あ!羽菜子ちゃん!ちょっと」

「ごめんなさい!!また後で!」


マンションの管理人室から顔を出した野村さんの

言葉を背中で受け止め、即座に目の前のエレベーターに飛び乗った。


「遅れちゃう遅れちゃう遅れちゃう……」


もう何度口にしたかも分からないそれを呪文のように唱えると、やがてエレベーターは羽菜子の部屋がある

7階にて止まった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ