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「いよいよだな……さぁ皆んなで早く精霊を呼び出そう。これでようやくノートを倒す事が出来るんだ。」
「ああ、そうだな……じゃあ精霊達を呼ぼう。皆んな準備は良いか?」
「ああ、いつでも良いぞ。」
4人の精霊の使い手達が手を汲んで静かに祈りを捧げると精霊が姿を現した。
「いよいよだね。準備は良い?ここから先に進むともう後戻り出来ないよ。心の準備が出来たら僕達に言って。」
精霊の使い手の1人が辺りを見回すと他の3人は小さくうなすき無言で返答した。
「俺達はいつでも良い。早く始めてくれ。行こう、光の国へ。」
精霊達はその言葉を聞くとお互いを見回した後小さくうなすき、マナサ高原の山頂から飛び立った。
「ここから先は僕達は雲の上でしか君達を待つ事は出来ない。君達ならきっと光の国まで辿り着く事が出来るって信じてるよ。僕達は上で待ってるから。」
精霊達が山頂から上空へと飛び立って姿が見えなくなってしばらく経った頃、空の上からマナサ高原に向かって光り輝く透明の階段が一段ずつ姿がを現した。
「この階段か⁉︎……これを登れば良いんだよな……?……もたもたしてても始まらないか……さぁ皆んな、登ろうぜ!」
「ああ……あいつ等も上で待ってるだろうしな。早く迎えに行ってやろう。」
「ああ、そうだな……じゃあ光の国へ向かおう。」
マナサ高原まで階段が姿を現わすと精霊の使い手達はマナサ高原から空に向かう階段の一歩目を踏み出した。
精霊の使い手達は光の国へと向かう階段を登る時1つの条件を精霊達から言い渡されていた。
その条件とは決して後ろを振り返らない事だった。
精霊の使い手達は決して後ろを振り返らず光の国の方向だけを見据えながら1歩ずつ階段を登って行った。
そして精霊の使い手達は1度も後ろを振り返る事なく光の国までの長い階段を登りきった。
階段を登りきると雲の上に建物が並んでいる光景が目の前に広がった。
その場所の中へと入ろうとすると精霊達が精霊の使い手達の下へと戻ってきた。
「おめでとう!無事ここまで辿り着く事が出来たんだね!さぁ奥で君達の事を待っている人がいるよ。案内するから付いて来て。」
4人は精霊に言われた通り付いて行き、光の国の奥の方へ進んで行くと建物の前でクララが待っていた。
「よく来られました精霊の使い手達。私はあなた達の事をずっと待っていました。あなた達の願いは分かっています。さぁ一緒にノートの所へ行きましょう。」
クララの言葉を聞いて精霊の使い手達はお互いの顔を見回した後小さくうなずいた。
「……ああ、俺達もそのつもりでここまで来たんだ。行こう、ノートの所へ!早くノートを倒して世界を元に戻してやらなくちゃな。」
「ああ、そうだな……俺達の手でこんな事は早く終わらせるんだ!行こう皆んな!ノートが待つ場所に!」
精霊の使い手達の様子を見たクララは優しく微笑むと、ゆっくりと精霊の使い手達に話しかけた。
「皆さん覚悟は決まっているようですね……私が念じるとこれからノートの所まで向かう事になります。準備は良いですか?皆さんの準備が出来たら私に言って下さい。ノートの下に着いたらもう戻る事は出来ないですから……。」
精霊の使い手達はお互いの表情を確認した後、小さくうなずいてクララの質問に答えた。
「ああ、俺達はいつでもノートの所に行く準備は出来てるよ。行こう、クララ!早くノートを倒して皆んなを元の生活に戻してやろうぜ!」
クララはその言葉を聞いて優しく微笑んだ。
「分かりました。私はあなた達のような勇敢な人と出会えて本当に幸運なのかもしれませんね……ではノートの所まで向かいたいと思います。皆さん本当に準備はよろしいですか?」
「ああ、大丈夫だ。早く行こうぜ!クララ!」
「はい、分かりました。それではこれからノートの所に向かいたいと思います。皆さん目を閉じていて下さい。私が目を開くように言った時皆さんの目の前にノートが現れていると思います。」
「目を開いた時⁉︎」
「ええ……大丈夫ですよ。ノートは現実世界を操っているように見えますが実際は精神世界の存在なんです。ノートはクリスタルから自分の波動を送る事で人々を操っているに過ぎません。ですからあなた方がノートと戦っても直接攻撃されるという事はありませんから安心して下さい。あなた達にはこれから精神エネルギーに集中してもらう事になります。余計な事は一切考えずただ意識を集中させて下さい。精霊の使い手達全員の意識が揃った時精霊達がノートの所へと導いてくれるでしょう。」
精霊に使い手達はお互いの顔を見渡した後小さくうなずきゆっくりと目を閉じた。
精霊の使い手達が目を閉じると精霊達が集まって来て上空へと向かって飛んで行った。
クララが祈りを捧げるとクララの下から光が放たれ、その光は精霊達が飛んで行った上空へと向かった。
すると上空から大きな光が差し込んできて精霊の使い手達の周りを包み込んだ。




