第03話 「神と神の酒持って対談」
あ・・・はい、本編をドーゾ
この街の中で一番大きな建物。見た目は、超高層階ビル。
中に居る大きな気配は、三人ほど。
私は中に入り、一番上に向かう。
一番上の階の一番大きな部屋に入る。
やはり大きな気配は此処だと確信した。
中には、男女三人ほど居た。
一人目は、知らない男性。
二人目は、スサノオ。
三人目は、面白い色の服を着た女性。
まず始めに私に気付き近寄って来たのは、一人目の男性。
「ようこそ、宇迦之御魂神様。私はこの都市の代表者、月読命と申します。どうぞよろしく」
「様とか付けなくて良いよ。私は、ミクラ。生まれつき目が赤くて毛が白い妖狐だよ。今は、穀物の神。よろしく」
「次は、スサノオだな」
「儂の事は、大体知ってるだろミクラ?」
「なんだ二人共知り合いだったんだな。スサノオ先にそれを言えよな。じゃあ、次は八意 ××だな」
「あら、もう私かしら。私は八意 ××。知識は豊富よ。今は医者をやってるわ。よろしくねミクラ」
「改めてミクラよろしく。そして私達の都市へようこそ」
そんな感じで挨拶と自己紹介をした。
◇
その後は、四人だけの宴?をした。
酒を飲んだりしたが、皆は酒に弱くて、いや私が強すぎるのかな?最後には一人酒になってしまった。
『一人で月見酒とは寂しい』
ちびちびと飲み月を見ながら、そう思った。
スサノオと月読命のイビキが五月蝿い…。
屋上に出てまた酒を飲んでいると、後ろから声が聞こえた。
「まだ飲んでるのかしら。背は小さいのに大酒飲みね」
「ん、××だっけ?まあ、お酒を飲んでも私は酔わないからね」
「そうだったの。それより、貴女って不老不死でしょ」
「何でそんなことを?」
「貴女からは、生きてる死んでる雰囲気が感じられない。(あと、穢れが多いわね…)」
「合ってるよ。私は、不老不死。能力が原因だけどね」
「能力?そういえば貴女の能力を聞いてなかったわね」
「あれ、そうだっけ?私の神様のの能力は『自然を司る能力』、妖怪は『ありとあらゆる理を操る程度の能力』だよ。不老不死の原因の方は、神様の能力」
「妖怪の方は、危険そうね。私の能力は『ありとあらゆる薬を作る程度の能力』よ。と言っても、今は研究が多いわね。って、まだ飲んでるの!?」
「うん、私は酔わないからね。酔いたくても、この酒じゃ酔えないの。…ん、スサノオが起きたみたい」と言うと、私の目の前は波紋し始め歪む。
見た目は水のような物
私は××を手招きして、その波紋の中に入った。
◇
間の空間は無くしてあるので、入ると直ぐにスサノオ達の居る部屋に出た。
スサノオ達は、目の前『変なもの』から私達が出てきたため驚いていた。
××は、私の造りだした空間の入口に驚いていた。
月読命が質問してきたので、私の能力を言い、私の能力で今出来る事を説明した。
その後は、皆で話を少ししてから私は私の神社に帰った。
今はひさしぶりに狐に戻り、座って居るところ。
私の尻尾は、9本。
前より少し大きくなった気がする。
『妖力も多くなったせいかな』と、思いつつ眠りついた。