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プロローグ
「なぜだ・・・我がドイツ国民は・・・死など・・・死など恐れぬはずだ!!!スターリンめ!くっ・・・アカ(ソ連)の軍隊もベルリンに近づいている・・・」
アドルフ・ヒトラー第三帝国総統はベルリン某所の建物の地下室で声を荒らげていた・・・
ゲッベルス宣伝相は重い口を開いた。
「お言葉ですが、総統・・・もはやこれまで。我々の敗北は決まりました・・・ベルリンからの敗北を・・・ご決断ください・・・」
ヒトラーは震える腕で、極度の緊張で急激に老化し、白髪となった頭を数回かき、言った。
「そうか・・・だがな。私は、このドイツを・・・第三帝国を捨てるくらいなら・・・頭を打ち抜く・・・」
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