表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日向の道を歩けない少年  作者: 霜月龍太郎
第二章 めざせ、テスト高得点!!
8/32

テストは残り3週間後⁉︎

  「3週間後にテストがあります」

  今日、僕のクラスはテストの日を聞かされる。

「テスト、終わった。もう生きていける自信がない」

  早くも絶望する光。

「もうそんな時期なんだ」

  少し驚く平川さん。

「……」

  なんとも思わない僕。けどテスト勉強を今日から始めようと思った。


  いつものラーメン屋で僕は一人でラーメンを食べていた。

  ん?光と平川さんがどこにいるかって?光と平川さんはモテているため、多くの男子に囲まれていた。

  噂をすれば来たようだ。

「恋愛はしたかったけどあんな恋愛はしたくないわ」

  光はそう言って平川さんと、僕の後ろの席に座った。

「本当は嬉しいんじゃないの」

  平川さんは光にそう言った。

「嬉しくないよ」

  光はそう言い返した。

  僕は食べ終えたのでラーメン代を払ってバイト先へ行った。


  今日の仕事は洋介さんの買い物に付き添うだけのことだった。

「月影くんって好きな人いるの?」

「いません」

  洋介さんの質問に即答した僕。そんな僕を見て洋介さんは笑っていた。

「何か面白いことでも言いましたか?」

  そう聞くと洋介さんは

「高校生なのに好きな人がいないなんて、不思議でね」

 と言った。

  そこまで不思議だろうか?

「俺と優香は高校2年の頃に出会ってそのままゴールインだったからな~」

「付き合い長いんですね」

「そうなんだよ。けどよく考えてみるとあの時、優香と出会えなかったら今の俺はいないんだし、光も存在しないんだもんな」

  奇跡ってスゲ~。僕はそう思った。


  家に帰ってきたら女の子が二人、家の前に立っていた。

「月影~」

  光は平川さんと一緒にこう言った。

「勉強を教えてください!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ