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日向の道を歩けない少年  作者: 霜月龍太郎
第五章 最後の冬休みです
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遊園地にやってきた!!

  今日は土曜日。そう、遊びに行く日だ。

  グループトークで遊園地に行くことになった。

「月影、いこ」

  そう言った光と共に僕は駅まで歩いていった。


  「月影くん、光、こっちこっち」

  大声で僕らを呼んでいるのは平川さんだ。横には宗輔もいた。

「二人ともラブラブだね」

  本当にラブラブだな。二人はリア充そのものだった。

「はやく電車乗ろうよ」

「翔子、切符買ってくるね」

「お願い」

  切符を買うんだ。ちなみに僕は交通機関用のカードがあるから切符は買わないのだ。

「月影、切符買ってきてくれると嬉しいな~」

「自分で買え」

「酷い」

  カードを持っている僕が切符を買いに行く理由はないだろ。


  電車に乗った僕らはずっと話していた。僕を除いて。

「それでなんで告白されたの?」

「平川さんを僕が幸せにしてあげたい。だから僕に平川さんを幸せにさせてくださいって言われた」

  覚悟あるんだね、宗輔。

「恥ずかしいからもういいよ。あの時は語彙力もほぼ無かったようなもんだし」

  宗輔が照れている。恥ずかしいんだな。


  「遊園地に来たー!」

  平川さんと光はそう叫んだ。

「声出しすぎだぞ」

  僕が注意すると僕が周りの人から見られた。なんでこうなる。

「それよりも早く遊びに行こうよ」

  宗輔はそう言って僕の手を引っ張った。


  「月影、生きてる?」

「月影くん、息してないよ」

「月影くん、死んでないよね」

  生きてるよ!多分。

「それにしても絶叫系が苦手だったんだね」

  そう言う宗輔。

  今までに何があったか簡単に説明しよう。絶叫系の乗り物を乗せられた。しかも2回。そして気を失った僕は現在に至る。

「月影、楽になった?」

「なんとか」

  あの綺麗な花畑に流れていた川はなんだったんだろう。

「しばらくは私たちで遊んでくる」

「光さんはどうする?」

「私は月影の面倒を見とくわ」

  いや、なんで遊園地を楽しみに行かない。

「そう。それじゃあ月影くんのことよろしくね。それじゃあ行こ、宗輔」

「うん」

  そう言って二人はこの場を去った。

「月影、本当に大丈夫?」

「なんとか」

  本当にギリギリ生きている感じだ、気を抜いたら確実に死ぬな。

「よし、行くか」

「もう大丈夫なの?」

  治るのだけは早いからな。それが僕の体だ。


  「あ~、楽しかった」

  そう言う光。最後の方は三人で乗り物に乗っていた。光と平川さんと宗輔で。

「月影くん、今日は散々だったね」

  宗輔はそう言った。ま、僕はのんびりと過ごせたから別にいいんだけどね。

「またこの4人で遊びに行きたいな~」

  そう平川さんは言った。

「そうだね」

「今度はどこに行きます?」

  なんか3人で話し始めたんだけど。

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