変態レッド!!ロリータホワイト!!ハッピートリガーグリーン!!脳ミソピンク(×5人)!!!8人揃ってR18
主人公達が中国でなんやかんやしてる頃、サロンで。
「どぅっっはぁー」
「おっさんくさいですね」
「おっさん言うなよ、傷付くわ」
狙撃手と影が風呂に浸かっていた。
「やっぱ檜の温泉は最高だな。ここなら広いし、脚伸ばせるし、そのまま泊まってもいいし、なにより水道代がケチれる」
ゆったり、すらりとした脚を上げて撫でる。
「ちゃんとお給料もらってるんですから生活費の心配なんてないと思うんですが」
「まぁなぁ。普通のOLじゃねーからな、その分多く貰ってんだけど、あんまり使いまくるのもなんだかなあって」
「私もです。一応大学出るまでは少なめにって話なんてすけど、それにしては多いような……」
「アタシらが命掛けるほどの事件ってそうそうねーからなあ、あんまし貰っても気が引けるよなあ」
檜の大浴場。戦姫らしからぬ会話。
「あれ、リエッセさんとトモミンだ」
「おう」
「トモミンはやめて」
出番がなくて影の薄いサロン唯一の受付嬢、リーシャ。受付のない日はレイミの仕事を手伝っている女子大生。
「なんだ、暇か?」
「さっきまで果物卿とお姉さん来てましたよ」
「げえぇっ、姉貴来てたのかよ」
「相変わらずお姉さんが苦手なんですね」
「あの人リエッセさんよりさらに強いですよね」
「だぁーからヤなんだよ……」
「こんちゃーす」
サロンの店長、レイミ。マッサージで使っているオイルや宿泊施設、この温泉、その他諸々の管理は彼女の仕事。
「私もいます…」
「なんだよ、ほとんど揃ったな」
「カレン、学校は?」
「今日は遠足の準備ってことでお休み」
狂焔の貴腐人、リアルJK。
「いいなー、ハワイだっけ?」
「ござるくんは今ごろ中国でお仕事かー、心配だなー」
「心配なら追っかければ?」
「ござるくんが出発する日に一番最初に『心配……』ってつぶやいたのトモミンのくせに~」
「なっ」
「トモミン、ヒニンはするのよ?」
「ぶはwww」
「ちょっとレイミさん!!!」
「うそうそwww」
「そういやー、このメンバーでござると一緒に入ってたよな」
ほんの2ヶ月と少し前。男一人を女五人で囲っていたのだった。
「そういえばと言えば……」
「そういえばと言えば?」
普段物静かなカレンが口を開く。
「あの人大きいのだったね……」
「ああ~、うん。アレは大きかったわね~」
「レイミお前、うっとりしながら言うなよ…」
「でも小さいよりいいんじゃないですか? あんまり大きいと痛いらしいですけど、小さすぎても感じないらしいですし」
「やだ、なにこの猥談」
「温泉で裸の女が五人いて話すことが彼のアレ」
昼間から年頃の女ばかりで話す内容ではない。しかし彼の性格とは裏腹に怒張していた男のシルシ。
「あの人の肉棒は私の肉棒。私の肉棒は私の肉棒」
「おおいカレン肉を付けるな肉を。変なルビ振るのもやめろよホントマジで」
「そんなの認めないわ!私はアイツの下僕よ!」
ドアバーン!
ドア「ガシャーン!」
「うるせえ!!! ぶっ壊すぞ!!」
ドア「解せぬ」
突然現れて割って入る歌姫こと氷結のツンデレ。
「シオン!お前は話をややこしくすんな!やるなら逆だろ逆!つーかなんでここにいんだよ!」
「リエッセがまともなこと言ってる。イイじゃない、彼のカラダ逞しいし巨だし男らしいわ」
「あんなの入ったら…コワレちゃうかな~?」
「激しくシてメチャクチャにしてほしい…」
「なんなのお前ら?! 年がら年中発情期なのか?! それとも酔っ払ってんのか?!」
「でも彼に抱いてもらうのは難しいかも…」
「は?」
「スゴい富士山になってたのに、触ってきたりしなかったもんね。彼って実はホモなんじゃない?」
「えっ、アイツそうなの?」
「いやーまさか、ははは」
「じゃあロリコン?」
「スカイがあぶねえ!!!」
「あんな幼い子にしか興奮しないなんて言ったら流石の私もヒクわ~」
「本物の変態ですね」
「もうこのグループやめようかな……。仮にも巫女の血筋なんだし…」
「遠い目すんのやめろトモミ。マトモなのが私だけになるから勘弁してくれ」
「変態のあの人になぶられ弄ばれ痛めつけられドロドロにグチャグチャにされる…フフッ」
「おめーはいっぺん病院行ってこい」
あらぬ誤解を掛けられる主人公。しかし変態という意味では正解なのだろうか?
「ぇーっきしっ!」
「にーちゃん風邪?」
「ううむ、気を付けないといけないでござるな」