第六話 天狗と河童
こうして天善のじいさんにいままでの事件について伝え終わる
「かなり厄介な事に成っとるようじゃの」
「まぁな、何か心当たりは有るか？」
「有るには有る、じゃが奴は死んだはずなんじゃがな
ワシもちゃんと調べてみなければ解らんな」
「わかった、何か情報が解れば連絡をしてくれ」
「それにしても気をつけるんじゃよ、裏の情報なんじゃがかなりの妖怪や都市伝説が
消息不明となっておるらしいからな」
「それは消されたのか？」
「それも有るじゃろうがそれだけでは無さそうでの」
「どういう事だ？」
「わざと表舞台から姿を消して裏の勢力を作る準備をしてると言うことじゃ」
「何！？」
「ワシの心当たりが当たっているなら、尚更な
そしてそれはワシ等にとっては正に最悪じゃ、今までとは比べ物に成らんほどの
血生臭く大規模な事件に成るかもしれんの、、、」
「かなりヤバイなそれは、その心当たりの妖怪はそんなに強いのか？」
「強い、そしてカリスマが有り妖怪や都市伝説を惹き付ける
そして更に最悪なのが洗脳も出来るということじゃ」
「それはマズイな」
「狡猾、冷酷、残忍かなり厄介な相手じゃ」
「だがソイツは死んだんだろう？」
「じゃがソイツの事じゃからの、事前に対策をねっておったのかもしれん」
「ソイツの名前は？」
「そやつの名前は、、、」
俺は首謀者の名前を聞いてそのあと天膳のじぃさんに準備をすることを勧められ
天膳のじぃさんの住みかを出た。
準備の為にある妖怪の元へ向かった
「止水さん居るかい？」
「なんじゃ？お主か、零坊」
「ああ、ちょっと久し振りに道具を見て貰いたくてな」
「また壊したのか？全くこれだから何時も言って、、、」
「いやいや、まだ壊してねぇーよ
ただちょっと気になる事があってな」
「まぁわかった、整備しておこう」
整備して居る間に道具をちょっと確認して置こうと思う
破狸仙村正
これは妖刀村正を現代でも使えるようにはりせんにした代物だ
物理攻撃力は皆無だが対霊にたいしては絶大な威力を誇る
悪霊を払いその怨念を叩き斬る
射眼機
怨霊を映し出すカメラという物があるらしいが
それの応用して霊魂を撃つ事の出来る銃のような物
悪霊を穿ちその怨念を正確に捉え撃ち抜く
氷博座異
白い聖なる粉
霊からの目眩ましや軽度の浄霊、簡易結界等汎用性に長けている
射眼機と併用すれば相手の予想もつかない攻撃ができる
魚劣斗鄭鎖
霊魂を確実に捉える鎖
都市伝説警察の使う霊縛の鎖の下位互換の武器
相手の動きを封じる
刃流散
対霊手榴弾兼催涙弾
氷博座異の成分を凝縮した爆弾
かなりの威力で凶悪な悪霊の集団でも軽く葬る
催涙弾としてもかなり優秀で広範囲に煙幕を撒き散らす
巣斗礼時鈴愚
異次元に繋がる鉄輪
様々な物を入れれる
零士用の四次元収納具
護封零正札
様々な用途で使える御札
結界の起点や霊魂を封じたりする
強力な対霊札で凶悪な悪霊も封じる零士の家に伝わる最終対霊武器
こんなもんかな
「とりあえず終わったぞ」
「ありがとうな」
「また来いよ」
「了解」
そうして止水の住みかを出て事務所に向かった
